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アラサーうつ病になる、詰んだ。#9ーてるてる坊主は万能じゃない

メンタルダウン

一週間ほどで仕事を辞めてしまった私は自分の無力さに苛まれ、一気にメンタルダウンしてしまいました。ベッドから出れずずっとめそめそしてました。「もう社会に戻れない」「死ぬしかない」「でも死ぬのが怖い」そのループを辿っていました。この会社がいいかもしれないと、”自分で”応募して、”自分で”入社した。”自分で”選択したのに、失敗してしまった。その事実を受け入れるまで、とても時間がかかりました。自分が普通になれないことが悔しくて悔しくて。消えてしまいたいなとずっと考えていました。目覚めて病んで泣いて疲れて眠る。目を閉じる時には、もうこのまま起きなければいいのになと願いながら意識を手放していました。

嵐、耐える

時間は全ての悩みを解決していく。これは私が一つ真理として捉えていることです。うつは心の嵐のように感じます。嵐の時はこの真っ暗な空が晴れることなんて考えられません。そして、自力で晴れに変えようと、例えばてるてる坊主を100個作るような努力をしても意味がありません。大雨の中、傘を刺して歩こうとしても、傘は折れ飛ばされます。身体もずぶ濡れになります。絶望しかないけど、それでも過ぎ去っていく。ただじっと耐えること。それ以外の解決策が見当たらないのです。鬱々しているときは何も考えられないけど、それでも死ぬという選択肢を出来るだけ遠ざけるように意識しています。その選択肢さえ取らなければ、過ぎ去っていく。そう信じて。この時期は何も出来ない自分をなんとか受け入れるように、ただただベッドで息を吸うことを頑張りました。

周囲の反応と一歩

超短期退職を友達や家族、パートナーに伝えた時の反応は意外でした。みんな笑ってくれました。勿論心配はしてくれましたが、「そんなことある!?!?」と。「次にもっと合う会社あるから」「そんなに早く判断できるのすごい」と言ってくれました。この反応がとても私は助けられました。確かにもう辞めたのだから、この会社に対して悩むことはもうないと思いました。事実は変えられないし、今からどうするかだなという気持ちが出てくる瞬間もありました。そういったプラスの気持ちと、自分なんて駄目人間だというマイナスの気持ちをメトロノームのように行き来していました。調子がいい日があれば、もう駄目だと布団にかえり込む生活でした。それでも私にとって調子がいい日が出てきたのは一歩前進でした。そして、そんな調子のいい日にこれからどうしようと、「無職」「ニート」「復帰」といったワードで調べていた時、「地域若者サポートステーション」というサイトを見つけました。

地域若者サポートステーション(愛称:「サポステ」)では、働くことに悩みを抱えている15~49歳までの皆さまを対象に、就労に向けた支援を行う機関です。厚生労働省が委託した全国の若者支援の実績やノウハウがある民間団体などが運営しており、全国の方が利用しやすい「身近に相談できる機関」として、全ての都道府県に設置しています。

厚生労働省 HPより

働きたいけどどうすればいいか分からない、不安といった方が相談できるようなものがあると初めて知りました。ただ、支援の対象者欄を見ると私の状況とすごく重なったのです。私は途方に暮れていました。一人では全くどうすれば良いのか分からなかったのです。「相談しても否定されたらどうしよう…」そんな不安が大きかったです。緊張もありました。それでも藁にもすがる思いで、ここの施設に相談させてもらえないか、問い合わせてみました。

次回、サポートステーションへの相談について書いていきます。

p.s. いつもたくさんのいいねやフォローありがとうございます。
正直、こんなに反応をいただけると思っていなかったので、驚いておりますが、書くことへのモチベーションになっております。感謝感謝です。

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