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アラサーうつ病になる、詰んだ。#15ー出来なくなってしまったこと

うつが酷かったとき、出来なくなってしまったこと。

■早起き
夜、眠れないからこそ、朝起きれない。朝起きれなくて、昼寝てしまうから夜眠れない。この永遠ループでした。お布団から立ちあがろうとすると、重力が重くて重くて。頭を押さえつけられているような感じで、起きるだけで疲れるような感覚がありました。

■お風呂
お風呂に入るということは意外と工程が多い。お湯をはる、パジャマを用意する、髪の毛を洗う、体を洗う、顔を洗う、バスタオルで拭く、パジャマを着る、髪の毛を乾かす、顔の保湿をするなどなど。普通のときなら「あー!!めんどくさ!はーいろ!」くらいの勢いで、行動できるのですがそれができない。どうしても入れないときは、お風呂に入らなくても死なないかと、投げやりにしていました。

■自炊
これも工程が多い。生きたいと思っていないのに、自分にご飯を食べさせる行為が不快でした。食べることが大好きだったはずなのに、食べるエネルギーすら湧かなくなっていました。

■人とのお出かけ
そもそもお出かけするのがしんどい。ただそれ以上に人とのお出かけがしんどい。お出かけするときに頭にあるのは、「しんどくなったらどうしよう」ということばかりでした。自身は胃痛も患っていたので、ご飯を食べるのが一番辛かった覚えがあります。結局、体重は5kg以上減りました。

■美容室
上に続き、「しんどくなったらどうしよう」が頭をよぎる。美容室って毛を浴びないよう首元に巻く布があると思いますが、それがキツかったです。体を拘束されているようで。逃げられないという感覚がとても大きかったです。それ故、美容室のほかにもネイルサロンや歯医者さんにも行けなくなりました。

■趣味
ゲームをするのが好きですが、うつが酷いときは出来なくなりました。何をやっても上手くいかないという感覚が大きすぎて、楽しめなくなっちゃったんですよね。操作をしたり、判断をしたりすることも、いつも通りに出来なくて。「こんなこともできない」という自責がゲームでも始まってしまう。好きだったことで心が荒んでしまうことが一番辛かったです。

■SNSをチェックすること
ほかの人が眩しく見えて辛くなりました。ほかの人が出来ていることが自分は出来ない。これも自責のフックになりました。あとは物理的に画面が明るくて眩しい。どれだけ画面を暗くしても、眩しいと感じていました。使っていたSNSをアンインストールしたり、アカウントを消したりしてしまいました。少し後悔がある部分もありましたが、それが心の安寧を保つために出来た最低限でした。

こんなところかな?今はだいぶ回復して、出来ることも増えてきました。総じて好きだったことが出来なくなるのが一番辛かったです。やはりこうなる前に、休んだり病院にかかったりすることが大切だなと思います。


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