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アラサーうつ病になる、詰んだ。#5ーニート生活の始まり

ニート生活の始まり

退職後、今まで入っていた会社のLINEを抜けたことが、一番ストレスからの解放に繋がりました。どの時間帯でも新しい情報や誰かを責めるようなメッセージが行き交っていた為です。全てから解放されたそんな気持ちでした。

退職後は本当に何もしてないです。1日布団から出れない日もありました。元気が湧く時は、気まぐれに友達に会ったり、家族との時間をとったり、趣味に没頭したりしました。夜寝れない時もありましたが、昼間眠たくなればその時に寝ればいいという安心感がありました。胃の痛みはすっかり引き、コロナの後遺症も少しずつ消えていき、体はどんどん元気になっていきました。一番ピークの時は体重が5kgほど減ってしまっていたので、健康体重まで戻せるよう食べたいものをしっかり食べるように心がけました。心療内科にも継続して通っていましたが、この辺りから薬を飲むのが面倒になってきました。飲まなくてもなんとかなる日が多くなったので、飲むのを辞め病院にいくのも辞めました。病院に行っても【「体調どうですか?」→ぼちぼちです→「薬継続しましょうね」→終】てな感じで、5分くらいで診察が終えました。これ意味あるのかな?と感じた部分もあります。うちの心療内科はカウンセリングとかは初回しかなかったので、それも一因かもしれません。今考えると、自己判断は絶対良くないと思うのですが、病院に行くことも私にとってはエネルギーがかかることでした。そのエネルギーを使うだけでの対価が感じられなくなった為、通院を辞めました。何もしない日が続くと、自分の無力感で辛くなりましたが、それでもベッドで横たわりながら”頑張って”休みました。ずっと、このままという訳にはいかないものの、この穏やかな生活が何よりも自分が求めていたものでした。

誰にも言えなかった

私はうつ病に罹ったことを誰にも言えてませんでした。会社の人にも、友達にも、家族にも、彼氏にも。ただただ”体調が悪い”を貫いていました。今振り返ると、自分の弱さを見せるのが、ひどく情けなく感じたからかなと思います。自分が弱いから、こんな病気に罹ってしまったんだと思い込んでいました。恥ずかしさもありました。また、精神病は多かれ少なかれ偏見を持っている人もいるかもしれないので、万が一何か否定されるようなことを言われたらと思うと、言い出せなかったです。しかし、本当のことを話していないことは喉に喉に骨が刺さったような気分だった為、いつか話したいと思っていました。そして、ようやく仕事を辞めニート期間を過ごしている内に、話したいなという思いが沸々と湧いてきました。そして思い切って友達に伝えましたが、拍子抜けしたくらい良い意味で無反応でした。風邪をひいた時みたいに。「え、大丈夫?何かできることあるならいつでも言ってよ」と。変にアドバイスを言われたり、批判されたり、質問攻めされたり。そういったことが一切なかったことで、受け入れてくれた気持ちでいっぱいでした。友達には感謝の気持ちでいっぱいです。一方で、家族にはまだ言えていません。家族は現在同居してないのですが、やはり心配をかけたくない気持ちが大きかったです。いつかあの時こうだったんだよね、と。言える日が来たらいいなとぼやっと思っています。

次回は仕事探しについて書きます。


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