「人生の目的論」を読んで
前回から期間が空いてしまいましたが、Utsuさん著「人生の目的論」という本を読んだのでその感想をまとめたいと思います。
Utsuさんという方を知らない人も多いかと思います。私がUtsuさんを知ったきっかけは就活でした。Utsuさんは自身のサイトやYoutubeチャンネルで若者の就活を応援する活動を行っており、その内容は就活を前に不安を抱く就活生であればかならず役に立つのではないでしょうか。
私はまだまだ未熟であり、Utsuさんの教えを簡潔にまとめることはできないので、こちらにリンクを張っておきます。少しでも興味が湧いた方は私の記事を読む前に、絶対に、UtsuさんのサイトやYoutubeチャンネルを見なければなりません。
さて、ここからは「人生の目的論」を読んで、22歳ながら抱いた自分の人生への考察をします。
私の人生の目的は、何なのでしょうか。答えはまだ出ていません。私が人生をかけて歩んでいく方向が、はっきりクリアになっていないということです。
本来この本は就活生の時期に読むべきであり、一度就職してしまえば、就職先ありきの目的しか生み出せなってしまいます。表現を変えれば就職先の企業が否定されるような人生の目的を、怖くて設定できない、ということです。
その怖さとは、新卒の就職先を離れることを意味し、(ある程度)安定した暮らしと一年前の自分を放棄することを連想させます。
確かに私は東京での一人暮らしに満足していたわけではないし、地元には優良企業もあり、祖父母まで含めた家族もいる。地元の企業に就職することが得策だと今でも考えています。
大学の専門は活かせるし、給与、福利厚生も地方では十分以上の水準です。就職先の企業も(今現在は)技術力のある製造業であり、製造開発に関わることで確実に世界の為の経済活動がおこなわれます。
1年前、内定をもらったときに思いついた唯一の欠点は、東京の名だたる企業に比べれば給与が低いことでした。
これの何が問題かというと、自分の意見が無いことに問題があります。
いえ、実際自分の意見はあるんですよ。~をしたくない、という消極的な意見ではなく積極的なものが。
私は人生の最大の幸せは、人とかわす愛情にあると思っています。どんなに貧しくても、愛情で結ばれ、お互いを信頼し、感情や経験を共有する。そんな素晴らしいものより大事のものってあるのでしょうか。
これらは幸せであると思います。
そして心にもゆとりが生まれ、さらに人を愛することができるでしょう。
地元には家族がいます。私の起源は家族にあり、私の文化の起源は地元にあります。ゆえにこれが最大の理由になります。
でも家族、特に両親が亡くなってしまえば、この理由もなくなります。
この視点に立つと、人生の目的を定め、自分が死ぬまで生きたいとする理由が必要になってくるわけです。
Utsuさんの言葉には、環境ありきの目的ではなく、目的による環境作りの重要性が散りばめられていました。目的がどこに設定されているかで、作られる環境が全く変わってきます。そして自分に適した環境ができあがっていきます。また人生の目的であれば、決して達成されることのないものを設定する必要があるようです。
余談ですが、環境に文句を言いたくなることはありますが、この考えを持とにするとその原因は自分にあることを強く認識しなければなりませんね。
私がこの本を読み仮の結論として出した人生の目的は、人々が心の健康と体の健康を獲得することです。現代では体の健康は比較的維持しやすくなった反面、心の健康は潜在化しやすくなり、社会の進歩により新たな病気が生まれています。
人々が朝希望を持って起き、一日を楽しみ、豊かな生活が送れる、そんな世界を築いていく力になれたらと思います。