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未来につながる学習活動の条件とは?

複雑で先行き不透明な現代社会において、すぐに結論を出せない状態というのは居心地の悪いものです。

しかし、だからこそ、私たちはそのような宙ぶらりんな状態をネガティブに捉えるのではなく、その状態に耐えながらも、新しい未来につながる道を見つける姿勢が重要なのではないでしょうか。

私自身、日頃子どもたちの学習活動に接していて、なかなか結果が出ない状況を目の当たりにしています。学習活動そのものが宙ぶらりんな体験であり、徐々に結果が出てくる過程だと考えると、子どもたちが社会に出る前に、そうした宙ぶらりんの状態を否定するのではなく、その状態に耐える力を養っていくことが必要ではないかと思います。

その姿勢の延長線上に、将来の問題に対処する姿勢も育まれるのではないでしょうか。そして、その先には、問題解決のヒントを見つけ出す姿勢も生まれてくるのではないかと考えました。




野中恒宏

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