〈Blog〉Melbourne_vol.3
Melbourne街歩き_vol.3
メルボルン市街の北東部「Fitzroy」は、メルボルンで一番古いサバーブ(郊外市街地)としての歴史を持つ地区。
WWⅡ以降の時代に労働者階級の人々の住居地として栄え、
メルボルンの代名詞のひとつであるウォールアートやボヘミアンカルチャーが根付いた。
現在までには様々な国からの移民が増え、
また市街や大学機関等へも近いことから、
今は若い世代向けのカフェやリテイル、雑貨店も多くなっている。
18世紀から残る建築物や、アート、カルチャー、そして若い多国籍な世界観が混ざり合わさった街になっている。⛪🎨🎷🪩🥾🧋🥪☕💄
ユニークなのはその空気感だけじゃない。
ゴールドラッシュ時代の石造りの住宅がいまも住居として使われていたり、
メルボルン最大規模の公共団地がある一方で、郊外市街地として最も高い家賃帯の住宅もある。🏠🏙️
長くここに暮す高齢者世代や労働者階級の人々の生活と、
新しく居住を始める比較的若い高所得者の生活とが
混在している状態が見て取れた。
労働者階級が住んでいた地域に、中間所得層が住むようになり、
住民の所得層が上がることに比例して不動産価値が上がったり
地域全体の質が上がる現象は
「ジェントリフィケーション」と呼ばれる。
※日本の都市でもその現象は見られる
(例)清澄白河(東京都江東区)
かつて物流の拠点や倉庫、ものづくりで栄えたが、
現在は倉庫跡などにブルーボトルコーヒー等のカフェが入ったり
SONYの最先端技術スタジオがオープンしたりしている。
一般的に、ジェントリフィケーションには
○治安の向上
○地域経済の活性化
○古くから住む人が立ち退きを迫られたりホームレスに陥る
など、プラス・マイナス両方の影響が考えられると言われている。
現実には、急速なジェントリフィケーションが地域の貧困問題を引き起こしていたり、歴史的・文化的価値のある遺産の喪失などの問題が世界中で発生している。
多文化社会の実現とジェントリフィケーションとのバランスをコントロールすることは非常に難しいのだと感じた。