M.R.KIKE / JICA協力隊(ウガンダ)

ウガンダ -東アフリカで農村部まちづくり(地場産業・ソフトインフラ構築)への貢献を目指…

M.R.KIKE / JICA協力隊(ウガンダ)

ウガンダ -東アフリカで農村部まちづくり(地場産業・ソフトインフラ構築)への貢献を目指しています ⇠土地活用のコンサル職 /多拠点生活(東京、山梨、リズモア -オーストラリア) ⇠長期留学 /国際協力NPOスタッフ

マガジン

  • JICA海外協力隊 関連

    2023年2次隊の海外協力隊員です。自身の、JICA海外協力隊生活に関する記事まとめです。

  • 留学・ホームステイ 関連

    大学生時代に、オーストラリアで1年間の語学留学・ホームステイをしていました。語学留学に関する記事まとめです。

  • 60代母と、90代祖父母との暮らし

    自身の家庭でのことと、感じたことの記録です。 主に介護生活の様子であり、世界中のどこを覗いてもきっと目にする普遍的な「家族」の話しです。

最近の記事

冷蔵庫を手放したら。 |10th month in rural Uganda

最近、冷蔵庫を手放した。 ここではほぼ毎日数時間の停電が発生し、 冷凍庫内の食品や結露はたちまち溶けて水浸しになるし、冷蔵庫内の作り置きの料理もまた、冷えたり常温になったりを繰り返し保存状態が良くない。 冷蔵庫は徐々に調味料を保管しておくだけの箱と化していた。 冷蔵庫を使わなくなり、生活習慣が変わった。 毎日必要な分の食材を買い、調理し、消費する。その日自分に必要な物と分量が明確になり、手放しても良いものも明確になった。 そして、近所の人たちとよく物々交換をするようになっ

    • ウガンダ(東アフリカ)農村部で思い出す、故郷山梨の無尽文化

      活動の一環で、複数の保護者が毎月一回集まり共同で貯蓄・借入管理を行う活動のサポートをしている。 これはVSLAグループ(Village Savings and Loans Association)と呼ばれ、 ウガンダ全土及びその他多くのアフリカ諸国で広く普及している生計向上活動の手法だ。 小規模農家や定職に就くことが出来ていない村民には 銀行口座の開設や借入が難しいという困難がありるため、 集落内でグループを形成し、共同財布に毎月各自が少額ずつ貯蓄をしている。 商売を始め

      • 協力者からの嬉しい提案があった2学期目 +*.・

        「学校での保健教育+布ナプキン作成」の取組みを初めて2学期目が終わろうとしています。 4月に取組みを始めてから、現在までに3グループへ実施が完了しました。 当初目安に掲げた数字は、【2024年中に 15人グループ×3グループ×3校=135人】でしたが、今年中取組みが可能な学校が2校と減ってしまいました。 出来れば、2校で1グループずつ増やし、計120人に実施したいと思います。 前学期の振り返りで、次に取り組むことをこのように決めました。 1、これは実現ができませんでした。

        • 「I'm ~ing!」の罠._ウガンダでのコミュニケーションの煩わしさを解消したい.

          気をつけてもすれ違う …('_')日常的な会話の中でのすれ違いが本当によく起こる。 ウガンダの公用語は英語なので、相手にとっても私にとってもお互いに第二・第三言語で会話をしているんだという事は常に頭に置いている。 つまりニュアンスの違いや解釈の違いは起こるものと思って接している。 だからいつも、特に約束事や確認事などは、言い方を変えてもう一度聞いてみたりして解釈を合わせる様にしている。 (これは自分がネイティブスピーカーでは無い以上、相手がネイティブな時にも意識している。

        冷蔵庫を手放したら。 |10th month in rural Uganda

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        • JICA海外協力隊 関連
          14本
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          2本

        記事

          針が消える...。想像以上に裁縫能力にばらつきがあり、完成したけど使えない...??

          小学校での保健教育+生理用ナプキン作成の取組みを始めて、最初の学期が終わりました。 今学期は、提携校1校で、6年生の1グループ(男女混合の15人)に対して実施しました。 <取組みの概要↓> 「まずは取り組み初めてみる!」という気持ちで始めた最初のグループ。 その振り返りを記録したいと思います。 "KPT法"に当てはめて取組みを簡潔に振り返り・整理する手法「KPT法」に当てはめて、整理したいと思います。 同僚や担当の学校教員とも一緒にKPTやってみればよかったなぁと思っ

          針が消える...。想像以上に裁縫能力にばらつきがあり、完成したけど使えない...??

          「学校保健教育+生理用ナプキンの作成」を通じて、挑戦したいこと

          4月頭より同僚と一緒に、提携先小学校2校で「保健教育&生理用ナプキンの手縫いレクチャー」を実施していくことになった。 現状 農村部では、月経が始まる年齢の女の子(およびその保護者)が、生理用ナプキンを用意できない現状がある。 日本でも女性にとって生活必需品である生理用品の価格や税については社会課題として議題になっているが、 ウガンダ農村でも、生理用品を買えなくて困っているティーンネイジャー、女性たちがいる。特にティーンネイジャーはまだ自身で稼ぐ年齢ではなく、自力での解決は難

          「学校保健教育+生理用ナプキンの作成」を通じて、挑戦したいこと

          ローカルNGOがどのように就学支援しているか(配属先NGOを実例に)

          ひとつ前の記事で、「農村部での初等教育へのアクセスに関する課題」について書いた。 ここでは、私の赴任先したローカルNGOがどんな支援を行っているか紹介することで、「農村部の地域社会で、誰がどう解決に取り組んでいるか/現状のしくみ」について書きたいと思う。  配属先NGOが行っている支援内容  私が赴任したローカルNGOは、ウガンダで初等教育無償化が始まる以前に海外ボランティアとウガンダ人とで創設され、 当時からこの地域で初等教育へのアクセスを支援してきた団体である。 現

          ローカルNGOがどのように就学支援しているか(配属先NGOを実例に)

          ウガンダ農村部にみる、初等教育へのアクセスに関する課題

          ウガンダに来て4か月、ローカルNGOに配属となって3ヶ月が経った。 その期間で見えてきた事を、頭の整理も兼ねてまとめておきたいと思う。 教育制度と、初等教育の完全普及(UPE)政策ウガンダの教育制度は、以下のようになっている。 ❶初等教育 7年間 ↓ ❷前期中等教育 4年間 ❸後期中等教育 2年間 ↓ ➍高等教育(大学/専門学校)             そして現在、初等教育の無償化、中等教育の一部無償化が実施されている。 これは1990年代にサブサハラアフリカの複数の国

          ウガンダ農村部にみる、初等教育へのアクセスに関する課題

          飛行機の荷物制限を加味しても、持ってくる価値のあったモノ(アフリカ長期滞在)_vol.1

          海外渡航時、荷造は毎回迷います。 特に、中長期滞在するケースでは、 「食品」「常備薬」「性能の高い機器」「気の利いた便利グッズ」等 持って行きたいモノと、飛行機の荷物制限との闘いになりますよね。 私は2023年10月に日本を出国し、ウガンダへ来ました。 それから約4か月が経ちます。 ここまでのウガンダ暮らしので、「これ持ってきてて助かったー!」と実感しているもの 且つ、あまりネット上で挙がらないものを2つ紹介します。 消臭ポリ袋 / 100均ペットは飼っていません。

          飛行機の荷物制限を加味しても、持ってくる価値のあったモノ(アフリカ長期滞在)_vol.1

          任地での1日(第12週)

          2024年に入り、あっという間に2月も後半になりました。新年は1月3日まで首都や観光地で遊び、4日に任地へ帰ってきました! ウガンダでは多くの学校が、12月末(クリスマス前)頃~2月初旬が長期休みとなり、2月初旬から新年度が始まります。 私の任地では2月5日(月)から学校が再開しました。 ウガンダの初等教育事情ですが、 ウガンダでは1997年から各家庭4名までという上限付きで小学校の学費無償化がなされ、2000年には人数の上限もなくなりました。 現在、初等教育・中等教育の

          暮らしの工夫、インテリア紹介

          ウガンダでの暮らしの楽しみとして、模様替えやインテリア造りを楽しんでいます。 住居が自分の使い勝手の良い、心地よい空間になるように、週末に少しづつ手を加えています。 先日は、ペットボトルを活用した収納を作りました。 実はウガンダでの一人暮らしが始まってから、洋服の収納棚がいるなぁ💭 と思いつつも、ずっと机の上に積み重ねて置いている状態でした。 棚を買おうか迷っていたのですが、 飲料用に買っている大きな水のペットボトルが沢山空いてきたので それを切って収納箱にすることにし

          暮らしの工夫、インテリア紹介

          〈Blog〉Melbourne_vol.4

          Melbourne街歩き_vol.4 ハーバーエリアの再開発 . メルボルンの人口増加の波は、 第一波 1880〜’90ゴールドラッシュ時代 第二波 1900〜WWⅡ以降の移民増加 そして2000年以降に、都市部・都市近郊部の再開発に伴って、 開発地区で第三波が起こっている。 メルボルンのハーバーエリア(ヴィクトリア州)である「South bank」「Docklands」は、 歴史的に「輸出入の玄関口」「鉄道や物流の拠点」「印刷産業や製造業の拠点」として発展してきた

          〈Blog〉Melbourne_vol.3

          Melbourne街歩き_vol.3 メルボルン市街の北東部「Fitzroy」は、メルボルンで一番古いサバーブ(郊外市街地)としての歴史を持つ地区。 WWⅡ以降の時代に労働者階級の人々の住居地として栄え、 メルボルンの代名詞のひとつであるウォールアートやボヘミアンカルチャーが根付いた。 現在までには様々な国からの移民が増え、 また市街や大学機関等へも近いことから、 今は若い世代向けのカフェやリテイル、雑貨店も多くなっている。 18世紀から残る建築物や、アート、カルチャ

          〈Blog〉Melbourne_vol.2

          Melbourne街歩き_vol.2 オーストラリアは1901年にイギリスから独立。 WWⅡ以降イギリスやアイルランドからの移民が減り、労働力確保のため移民を多く招こうとしていたけど 当時オーストラリアは白人主義が根付いており、(だから先住民族であるAboriginal/Wurundjeri peopleの迫害があった。) ギリシャやイタリア、クロアチア、ポーランドから「英語が話せない」移民が多く渡った。 この経緯が現在のメルボルンを多文化社会へと導いている。 ちな

          〈Blog〉Melbourne_vol.1

          日本で会社を退職後、JICA海外協力隊の訓練が始まるまでの1カ月間 第二の故郷であるオーストラリアに滞在していました。 大学時代、語学留学・ホームステイをしていた頃からの友人たちや、ホームステイ先の家族と過ごしながら、 「メルボルンを、”まちづくり・都市計画”の観点で見て回りたい」 という計画もしていました。 メルボルンは世界中から多くの移民や留学生が集まる都市です。 多様な属性・文化感が入り混じりながら動く都市社会であり、 世界の中では、アートやコーヒー・カフェ文化の

          任地での1日(第3週)

          農村部の任地に派遣されてから、3週間が経ちました。 1,2週間目は一日一日が手探りで、(新鮮で、) 朝から夜までの流れも、土日のリフレッシュのしかたも、 3週間目に入るころやっと少しづつ、自分のしっくりくる過ごし方が見えてきたかな。という感覚が出てきました。 1週目の様子はこちら>> 手洗い洗濯も、水シャワー(たらいにお湯を混ぜて、頭からかけ流す浴び方)も 最初は時間も労力もかかるので 面倒くさい としか思えなかったものが、 3週目には知らぬうちに自然と 自分の生活に