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旅行安全祈願の神社、教えてください

今回の記事では、悲惨すぎた今年の夏の移動を少しまとめてみたよ。

今年の夏、一言で言えば

「JR東海の電車に振り回された夏」


でした。これ別に会社が全部悪いって訳では全然ないよ!

この時点でどんな話するか察する人もいるかもしれないけど、ブラウザバックせず読んでください(^^)

では、まずは7月の下旬から。

7月22日

前日、京セラドームで乃木坂46のライブがありました。終演後すぐ新大阪駅に向かっても帰れるか怪しいし、彼女と連番しており、「もう1日一緒にいたいよね~」と言っていたので、大阪に泊まりました。
次の日、朝起きたら親から「新幹線、止まってるよ」ってLINEが来てました。どうせいつもみたいに軽微なものだろ…と思ってJR東海のTwitterを見たら

「修理用車両が脱線しちゃったネ。撤去作業お昼とか夕方までかかるし、その間新幹線止めるネ(意訳)。」

って書いてありました。一瞬「( ゚Д゚)」となりましたが、帰るのは夜。まだ焦る場面じゃありませんでした。
某太鼓「mamama、落ち着いて〜」(脳内再生)
ただ、伊丹―羽田が満席になったり、北陸新幹線経由で帰ろうとする人がいたりと、既に混乱の初期微動は始まっていました。

時は進み、夕方、こんな情報が出ました。

「撤去作業思ったより時間かかっちゃったから、名古屋~浜松は終日運休ネ。名古屋~新大阪はこだま号動かすから乗る人は乗ってネ(意訳)。」

(゜ロ゜)

この瞬間、どうあがいても名古屋以西に閉じ込められることが確定、大阪に延泊することになりました。仏陀もびっくりのスピードで悟りを開きそうだった。
家族の力を借り、なんとか宿泊先を確保でき、次の日の新幹線で帰れましたが、まさかの事態でした。

これが、悲劇(?)の幕開けでした。

8月8日

JR東海の定める最繁忙期に突入した初日、名古屋圏に住んでいる彼女に会いに行っていた自分は名古屋にいました。そう、この日は九州で結構大きな地震があった日。場所が場所ということもあり、一気に南海トラフ巨大地震への警戒度が高まり、新幹線も一時運転をストップしたそうです。東海道新幹線、南海トラフで大ダメージ食らいそうだもんね。
帰ろうと新幹線の改札に行ったら3週間くらい前に見たのと似たような光景が

20分なら許そう

「地震で巨大地震警戒のお知らせ出ちゃったから、少し減速運転するネ(意訳)。」

地震心配だもんね、仕方ないね。この日は最終的に定刻+35分で帰ってこれました。こんなに新幹線が遅延したの久しぶりでした。

8月24日

今度はナゴヤドームで乃木坂のライブがありました。関東圏から友達と参戦する予定の自分、東京駅から昼行の高速バスで名駅に向かってそこからナゴドに行く予定でした。ですが、東名高速道路が故障車で渋滞、抜け出すのに1時間半くらいかかりました。その後は順調に進み、ライブにこそギリギリ間に合ったものの、自分の乗る電車はことごとく遅延するという呪いはバスにも及ぶのかと思いました。

しかし、これは単なる序章に過ぎず、ここからが本当の地獄。



ナゴドでのライブは無事に終わり、名駅でマックを食べ、岐阜県に取ったホテルに向かうことにしました。え、なんで岐阜にホテルかって?当選後にうかうかしてたら名古屋周辺の安いホテル埋まっちゃったからですね。安く泊まれるのが岐阜県まで行かないとなかったです。
まぁ、そんなこんなで岐阜に向かう東海道線に乗り込み、発車を待っていたらこんな放送が。

「一宮周辺がとんでもない土砂降りで電車動かせないネ。運転見合わせするけど、運転再開時刻は未定ネ(意訳)。」

時刻は22:40とか。車内に一気に漂い始める絶望の空気感。「この調子だと日付超えるくらいまでは動かなさそうだな」とは覚悟していました。名鉄に乗って岐阜に行くという手もあったけど、岐阜から先はタクシー乗らなきゃいけないし、同じようなことを考えている人もいるだろうからタクシーも混むだろうと思い、車内に残ることにしました。
しかし、待てど待てど同じ内容の放送が10分おきくらいに永遠と繰り返し流され、電車の中の空気はどんどん重くなり、アナウンスが流れるごとにクソデカため息をつく人もいました。ドアも完全には閉めきれず、車内は微妙にジメジメしていたし、コンセントもなかったのでスマホの電池は途中でなくなりました。
そんな中、2時半頃、ようやく希望が見えるアナウンスが。

「今雨収まったから安全確認してるヨー。安全確認終わって大丈夫そうだったら動くネ、大体3時10分くらい(意訳)。」

よし、なにはともあれ動きそう。しかし、直前になって

「あ、ごめんやっぱまだ動かせないや。一旦運転再開時刻3時50分に変更、ごめんネ(意訳)。」

このときはさすがに「Σ\(゚Д゚;)おいおいおいおいwww」って言っていた気がします。
結局3時50分になっても動かず、再開時刻は4時10分。約5時間半遅れでした。
元々快速種別だったものが普通電車に変更、途中ちんたら徐行した部分もあったので、目的地に着いたのは5時15分くらい。電車の中から朝日を拝みました。こんなご来光見たくなかったわ。
その後ホテルにチェックイン、チェックアウトの時間をずらしてもらって昼まで寝ていました。

8月25日

前日の遅れの影響を引きずったのか、上り東海道線も数分遅延。5時間半遅れを考えると、超微々たるものですが…

25日もナゴドで乃木坂のライブに参戦。終わった後は急いで退場し、名駅で矢場とんの弁当を購入、新幹線のホームに向かいます。

しかし、新幹線の改札を見ると、もはや見慣れた光景が…

のぞみ号多いね〜(絶対そこじゃない)

「京都~米原の雨すごいから運転見合わせてたヨー。25分遅れネ。(意訳)」
東海道新幹線が雨に弱いことを痛感させられました。この日は40分遅れで関東に帰りました。前日の5時間半遅れを考えると全然マシですね。
新幹線に乗った後は、友達とうまいうまい言いながら弁当を食べました。
降りた駅には次から次へと電車がなだれ込んできていました。さすが東海道新幹線、本数が多い!

8月27日

前々日に名古屋から帰ったばっかりでしたが、また彼女に会いに名古屋に行きます。前の週の週末くらいから静岡地区がずっと土砂降りで、行く前から既に不穏な雰囲気が漂っていましたが新幹線の改札を見るとまたしても見慣れた光景が。

もはや時刻未定

「最近静岡地区の雨やばくてサ、今朝も静岡~掛川で土砂降りだから運転見合わせネ。(意訳)」

これくらいになると「お、いつものね」と常連客に対応する大将ばりの余裕が出てきます。ですが、新横浜についてから割とすぐに運転を再開しました。1時間半程遅れ。
余裕ぶっこいて待合室で待っていたけど、思ったよりも全然早く自分が乗る新幹線が来る時間になり、少し焦りました。駅到着時点で既に遅れを1時間近くに縮め、回復運転でぶっ飛ばした結果、さらに5分程巻いて三河安城を53分遅れで通過、無事に名古屋に到着しました。動かないかと思ってヒヤヒヤしていたので一安心。
やっぱり東海道新幹線、速いし本数多いですね。でもやっぱ雨に弱い。

8月28日

名古屋から帰る新幹線、万が一のこともあったら心配だといつもより1時間くらい早い新幹線を予約しました。定刻に名古屋を出発し、三河安城をいつも通り通過、いざ東へと思っていたら豊橋手前で減速…またもや不穏です。しばらくしたら放送がかかりました。

「静岡~掛川で土砂降りネ。雨落ち着くまで運転見合わせネ。」(既視感)

あ~なんだこの、もはや聞きすぎて実家のような安心感。豊橋駅の通過線で停止し、待機していました。豊橋駅の上りホーム2つにも後ろから来たひかり号とのぞみ号が入線し、3本の電車が並んでいるという珍しい事態に。羽島はもっとすごかったのかもしれない。
とはいえ、この日はドアが開け放たれた状態でホームにいる電車の中というわけでもなく、コンセントの挿し口もあり、リクライニングができる新幹線の車内。余裕をもって待つことができました。新幹線快適すぎ。
1時間40分遅れで運転を再開し、途中熱海の手前で詰まったものの、乗り換えの終電には全然間に合う時間に到着しました。熱海駅は通過線ないし、カーブキツいからスピード出しにくいし、仕方ないですね。

5時間半と比べたら…?(感覚の麻痺)

以上が、この夏の遅延まとめです。大学生になってから遠出すると何かしらの電車トラブルや大雨に遭うことが多く、あんまりツイてないというのは実感していましたが、学生最後の年にここまで降りかかるとは思っていませんでした。

でもこれ、振り返ってみるとJR東海が悪いのって最初の事例だけなんですよね。あとは地震だったり大雨だったりと、自然に振り回されたというのが正しい感覚でしょうか。それがたまたまJR東海を利用していた自分に降りかかってしまったという、これもやっぱりツイてない。JR東海は全然悪くないです、むしろ新幹線を1秒でも早く走らせようとしてくれたりしてくれたのは感謝してます。それも特急券の払い戻しで損しちゃうからって理由だからかもしれないけど。
元々終日運休の予定だった日でも、雨が落ち着いて新幹線が運行できるようになったら即臨時新幹線を運行していました。こういう即断即決で臨時列車を出せるのすごすぎる。お正月にJAL機の事故で羽田が使えなくなった時も、その日のうちに上下線で臨時列車を出してました。え、事故起こったの夕方なのにそんな早く手配できんの?しかもあのクッソ本数が多い年末年始ダイヤのときに?どうなってんの?って思った記憶があります。
今年はJR東海のすごさってのもたくさん体験しました。

では総括

この夏の経験を通して感じたこと、それは


リニアを早く作れ!!!(クソデカボイス)


この夏何度思ったことか。現状東海道新幹線の代替ルートとして北陸新幹線経由ってのもアリだろうけど、まぁ時間がかかる。飛行機は新幹線程の輸送量を実現できないし、何より関空も伊丹も色々と不便です。
東海道新幹線は今年で開業60周年を迎える、ベテランのインフラ設備です。雨に弱いのも、急ぎの工事だったり技術が進歩していなくて盛り土を採用した場所が多数あったからだと聞いたことがあります。JR東海も毎年結構なお金をかけて技術を進歩させたり、災害対策をしてくれているみたいだけど、盛り土を高架にするってのは相当大変ですよね。

リニアなら南海トラフがあっても東海道新幹線ほど甚大な被害を受けないだろうし、ほとんどがトンネルで地上にもフタをするらしいので雨の心配もない。ドル箱の東海道新幹線が止まっちゃったら会社としても痛いと思うので、リスク分散の意味でも早く作りたいんだろうなと思っています。某県の川〇のせいでかなり遅れちゃったけど、1日でも早く開通することを願うばかりです。

最後に

交通機関の遅れに振り回されまくったけど、やっぱり日本の公共交通機関、特に鉄道のすごさを再認識しました。復旧のスピードや、安全に対する意識の高さ、それが多くの信頼に繋がっているんだと思います。

電車の遅延をエンタメにできるくらい計画が狂った夏でしたが、色々と学びがありました。

旅行行くときはもう少し余裕を持った計画を立てましょう。

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