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4.名前の意味


「名前の意味ってなんだろう」


こんにちは。お久しぶりです。mrkです。



最近、私事ですが名前を書くことが増えました。


その度感じることを今日は綴ります。



身バレを恐れているので本名は明かしませんが、私は特段珍しい名前ではありません。

携帯やパソコンでフルネームを入力すれば、1発で変換できることもある。

また、自己紹介の時も説明が本当に簡単で、社会に出ている人ならほぼ全員は私の名前を書けるんじゃないかと思うほどにわかりやすい。

そういう面ですごく楽だし、今は気に入ってる。


でも、少し前まで私は自分の名前が大嫌いでした。



名前による弄りは、まずはだいたい小学生の間につきまとうと思っている。

私も例外なく、一学年に必ず一人は同じ苗字の子がいたことから、全く知らない上級生の親戚や兄弟に間違えられ因縁をつけられたこともあった。


下の名前もありきたりだった。

当時流行ってたアーティストと偶然同じ名前だったのだが、

「アーティストの人は可愛くて綺麗なのに、mrkちゃんは可愛くないし綺麗でもないよね。」

なんて弄られたりもしたし


『名は体を表す』

という言葉を道徳か国語の授業かで学んだ時なんて、クラス総出で

「本当にmrkちゃん名前の通りだー!」

なんて弄られた。本当に酷い話だと今なら思う。


そして追い打ちをかけるかのように、小学生の頃の宿題で、親から名前の由来を聞いた時、

「由来なんて特にないよ。

無理やり着けたやつならあるけど。」

と言われたのが何よりの衝撃だった。



そんなこんながあった私は、中学生になっても名前弄りがなくならかったこともあり、更に名前が嫌いでいた。

何より苗字の画数が多く、学生時代はテストの名前を書いているこの間に、計算問題を解けるんじゃないかとも考え、理不尽さにイライラしたりもした。



そんな私の名前を好きになるのは、高校生になった頃である。

今までずっと出来なかった友達ができたのだった。


友達はいつも明るい子で、用がなくても私の名前を呼び(ちょっと迷惑だったが。笑)

「mrkがmrkの名前でよかったー!私馬鹿だから名前書くの苦手だけど、mrkは書きやすいし!」

などとよく言ってきた。


当時はよくわからなくて、本当に馬鹿だなぁと茶化し一緒に笑って過ごしていたが、今はそれが始まりだったと思える。



そして同じ頃に、年の離れた弟が、私の誕生日にメッセージカードをプレゼントしてくれた。


恐らく、習ったばかりであろう私の名前を漢字で頑張って書いてくれていたのだ。



おもしろいほどに歪な字だった。

でも、弟大好きな私にとってそれは今でも宝物になっている。


単純かもしれないけど、私が名前を好きになるきっかけには充分だった。



キラキラネームや可愛らしい名前に憧れた時期もあったが、おばあちゃんになっても書きやすく、言いやすく、覚えやすい単純なこの名前が、今では1番好きかもしれない。



シンプルイズベスト。

私にとっていちばん。

意味なんて関係ないし、私がこの名前を好きになれば、名前は素敵になるんじゃないかとも考えて。


私はこれからも、この名前で生きていく。









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