#Murai式をやってみよう
こんにちは、ムライです(@MRIPhoto)。
みなさん、VSCOのアプリ、使ってますか?
豊富なフィルターと、マニアにはたまらないフィルム再現プリセット、Raw編集も可能、などなど素晴らしい機能満載で、スマホ写真には欠かせないツールです。
中でも僕が気に入ってるのが、「枠線」機能。
インスタの白枠をつける時に使ってる人も多いかなと思うのですが、
カラフルなフレームをつけるのが結構楽しくて。
「VSCOの枠をつけるやつ」と称してたまに投稿してたのですが、
はち(@hachiphotograph)さん、あきゃさん(@akya_pic)に#Murai式というタグを作って、盛り上げていただいたところ、ちょっとしたムーブメントに。
#Murai式って ?
前述したように、
VSCOの「枠線」機能を使って写真にカラフルなフレームをつける
というのが #Murai式 の楽しみ方。やることはこれだけ、簡単でしょう?
いかがでしょうか、ポップで可愛い感じに仕上がってるかと思います。
「写真をカジュアルに、ポップに楽しんで欲しい」
というのが、このタグに込める思いなのです。
How to #Murai式
フレームをつけるアプリは、これまで紹介したVSCOの「枠線」機能のほか、「正方形さん」「ToolWizPhotos」なども使えます。
VSCOは写真の編集からフレーム付加までスムーズですし、枠線の色もセンスが良く使いやすいのですが、有料のサブスクリプション契約が必要です。
正方形さんは無料で使え、色数もVSCOより多いのですが、少し画質の低下が見られるのと、そこそこ広告が煩わしい、写真とフレームの比率を目分量で設定しなければならない、など難点もいくつか。
とはいえやることは
「色付きのフレームをつける」
だけなので、これさえできるアプリならなんでもいいと思います。
#Murai式の上手な楽しみ方
「色付きのフレームをつける」だけとはいえ、その色選びがなかなか難しく、そして楽しいところです。
個人的にやりやすいオススメのパターンは以下の4つ。
ポイントカラー(差し色)を拾ってみる
色数の少ない写真で効果を発揮するのがこのやり方。
例えば花の写真に、花びらと同じ色のフレームをつけたり、
ソール・ライター的な赤い傘の写真に、同じ赤色のフレームをつけたり。
写真の中でひときわ目を惹く色があるときは、その色に合わせたフレームをつけることで、より一層差し色が映えると思います。
写真全体のトーンに合わせてみる
先ほどは写真の中でひときわ目立つポイントカラーに焦点を当てましたが、
次は全体のトーンに目を向けてみましょう。
水面のブルー、木々のグリーン、レモンのイエロー。
写真の特徴を一言で表せるような色やトーンがあるのなら、それをフレームにしちゃいましょう。
補色や全く別の色相をぶつけてみる
上の2つとは逆の発想、写真のテーマカラーとは別な色相からフレームを持ってくるパターンです。
ブルー系の写真に、レッドやピンク、オレンジを。イエロー系にはブルーやシアンといった感じ。
思いっきり補色をぶつけてビビッドな印象にしてもいいですし、淡いパステルカラーで優しい感じにしてみてもいいかもしれません。
モノクロにカラーフレームを
モノクロに使っても楽しいのが#Murai式。すごい。
カラー写真ほど相性を気にすることはないかな、と思いますから、
直感的に、好きな色を当ててみてください。
個人的には、コントラストが高いものには淡い色、低いものにはビビッドな色が引き立てあっていいんじゃないかと。
以上、4つのパターンがおすすめです。
もちろんどんなフレームにするかはそれぞれセンスが問われるところです。
グレーのフレームも、シックでかっこいいですよ。
同じ写真を4枚、フレームを変えて並べてみるとさながらアンディ・ウォーホルみたいなアートっぽさ。こういう楽しみ方もあるんです。
写真のトレーニングにも、#Murai式
「カジュアル・ポップ」を掲げてやってる#Murai式なのですが、
案外ちゃんとした写真のトレーニングにもなるのです。
写真によく合うフレームを見つける為には、
写真のテーマカラーをしっかり定めることが重要です。
ワンポイントになりうるポイントカラーを見つけたり、写真全体の色相を統一したり、補色の関係を考えてフレームを合わせたり。
そういった色相に対する意識とか、写真におけるテーマカラーの選択とか、雰囲気作りの意識、色に対する意識を研ぎ澄ませ、撮影したりエディットしたりすることで、#Murai式はより楽しくなりますし、写真もどんどん上達します。
そういう意味で、#Murai式は楽しく写真を上達させるトレーニングでもあるのです。
以前、濱田英明さん(@HamadaHideaki)がツイートされていた、
「自分が好きなカラーパレットを知ろう。」というツイートが好きで、
こういう感じに好きな色やトーンを考える手がかりにもなればなって思います。
画面の中で、額装する意識
とりわけアートとしての写真を考えるとき、個人的にはプリントして、壁に飾って初めて完成するものだと考えてます。
しかし、デジタル・SNS時代の今、なかなか写真をプリントする機会って無いんじゃないかなって思います。ましてや額装なんて、個展でも開かないかぎり「やろう!」とはならない人がほとんどかと。
そこで、フレームをつけることで写真をあたかも「額装」してinstagramのフィードなり、自分のブログなり、そういう「デジタルな壁」に飾る、っていう考え方をしてみるのも面白いですよね。
写真を額装するとき、作品の雰囲気作りに一役買うのが「マット」というパーツなのですが、#Murai式でカラーフレームをつけるのはこの「マット」を吟味する感覚に似ているな、と思うわけです。
「壁に飾りたい写真」、富士フイルムのフォトコンでも特別テーマとして挙げられてました。ぜひ、壁に飾るような感覚で写真を楽しんで貰えればなと思います。
終わりに
色々と書きましたが、はじめに書いたように#Murai式に込めるのは
「写真をカジュアルに、ポップに楽しんで欲しい」
ということです。まずは気軽に、試してもらえればなと思います。
もちろんガチな方々にも、色相とかがっつり考えて楽しんでもらえるかと。
では、Let's #Murai式 !!
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