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家庭の経済状況でチャンスを得られない子供たち。様々な力の低下を招く推薦入試と系列校進学

私立大学上位校は、入学生の4割以上が推薦入学となってきている。そういった学生を教えていると社会常識だけでなく基礎的な学力、生活する力、意欲が劣っていると感じることが多い。経済的に問題がなく親や学校の意向方針そのままに育ってきたのか。
入試成績だけで決まった頃は皆力と意欲があった。そしてそれは全ての受験生にフェアだったのだろうか?東大生の家庭の6-7割は富裕層だ。経済的豊かであれば効率的な受験勉強をお金を出して受けることができる。しかし富裕な家庭でなくても勉強の力だけでチャンスを得ることができる。
主流になりつつある推薦入試と系列校からの進学は、学生の学力を劣化させ経済的条件が子どもたちのチャンスを奪っているように思えるのは一面的な考えだろうか?あるいは米国のように学習や社会行動を加味する入試が理想だろうか?

親の経済事情によりまともな生活、教育を受けられないだけでなく食事でさえ欠く子供たちをお腹いっぱいにさせ、知ること、見たことのない景色を見せ将来を明るく希望できる環境を用意していくことを今の私の最大の仕事にしたい。

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