英語修行難行苦行ニュージーランド編 160 負け惜しみ?
テープ作戦は授業の理解に役立つ。
授業はもちろんテキストどおりには進まないが
大きくそれることもないので
教授が説明していることの流れが良く分かる。
相変わらずジョークらしきことを言っているところは分からない。
みんなが大笑いしているのに自分はついていけない。
もちろんジョークまで分かるようになればいいとは思うが
このごろ高望みをしなくなった。
こちらで生まれたわけでもなく
こちらで教育を受けたのでもなく
こちらへ来てわずか半年程度でジョークまで分かるはずがない。
負け惜しみかもしれないが
今のところこれが正直な気持ちだ。
たとえば領事館のスタッフのMr.Sperberは
今日本語を勉強しているが
彼に日本のジョークが分かるだろうか。
「おととい来やがれすっとこどっこい」
「結構毛だらけ猫灰だらけ」
「ありがとうならいも虫はたち」
などというジョークが分かるまでにどのくらいかかるだろうか。
日本に生まれ
日本の文化の中で育ちでもしない限り
理解は無理だろう。
もちろん「寅さん」の熱狂的なファンにでもなれば話は違うが。
みんなが笑っていて
自分には分からないジョークは
そんな感じなのだろうと思うようにした。
そうすると気持ちがすっきりした。
それでもジョークまで分かるようになればいいなあ
とはもちろん思う。
授業がかなり分かる。
大きな進歩だ。