いまの僕
人生に何度か訪れる分岐点
しかし“あの選択”をしていたら
を滑稽にも語れるのは
純粋無垢だった、思春期ど真ん中の15歳
ー1995年 春ー
父『おぉ、きんや。高校入試合格おめでとう』
僕「うん、ありがとうございます。」
あの当時僕は
中高一貫の某全寮制の中学に行っていたのだが
男しか居ないむさ苦しい共同生活、
まるで刑◯所かの如く、人を番号で呼びやがって。
といい加減飽き飽きしていたので(笑)
そのまま全寮制高校には進まず
地元の高校に行くことにしたのです。
父『…で?どーすんだお前。どの高校を選ぶんだ?』
これが僕の #あの選択をしたから です
当時僕が合格した高校は全部で3校。
1 偏差値高めな有名高校
2 スポーツ大附属高校
3 商業高校
これはもう女子が8割な商業一択しかありません。
僕「◯◯商業にしようと思っています。」
父『まあそうだよな(笑)共学なのも商業しかないしな』
僕「簿記や計算も好きだから、商業に」
父『わかるよ。だけどな、きんや。スポーツにしない?』
僕「…。」
父『お前が受かったんだから、お前が決めたらいいんだよ。な?』
僕「商…」
父『(食い気味に)だから、その学校知らねーんだよ。仕事の関係やら友達にサウナで会った時に、息子さん高校合格されたんですね、おめでとうございます。何処ですか?◯◯商業?知らないですね。え?スポーツのあの高校?良いじゃないですかぁってなるんだよ?』
僕「…はい」
父『ま。お前の人生だ。自分で選べ。で?どうする?』
僕「しょ」
バキッ!!!
もしあの時、絶対的な父の反対を押し切っていたら
きっと今の僕は居なかった。
その後、一年間だけそのスポーツ高校に通い
そのあとアメリカに大学卒業まで留学をし
今の僕が形成されているが
良くも悪くも色んなことを経験させてもらえた事も
なかっただろう。
ただただ、同級生の女の子を追いかけ回してたバカだっただろう。
あの時、父にグーパン一発イカれたのは
今となっては良い思い出だという事を
今のご時世と、父の名誉の為にここに記す(笑)