「場の意識」の文化とは。
本日は春分の日、新しい時代の幕開けです。
先週は忙しすぎて、久々にアップできませんでした。
さて、「場の意識」の文化とは、いったいどの様な文化なのでしょうか。
これを端的に象徴する動物が、私達の身近に居ます。それが「猫」でしょうか。そして「関係の意識」の文化は、「犬」に象徴されます。どちらも太古の時代から、人間に寄り添い共存してきた動物達です。
私も兼ねてから、人間に最も馴染みのある動物が、なぜ「猫」と「犬」の2種類なのかと、疑問に思ってきました。でも誰も、その疑問に答えてくれる人はいませんでした。
そんな中、この「場の意識」と「関係の意識」のコトバに出会って、その違いの糸口が、掴めた気がしています。
それは、一般的にも言われる性質なのですが、「場所性の動物」である「猫」と「関係性の動物」である「犬」という切り口です。どちらも、似た様な性質を共有する部分があるのですが、この二つ性質のずれは、微妙でありながらも根本的な違いを示しているのです。
これらは、国の文化の違いにも現れていて、極東の日本が、伝統的に「猫を好む文化」なのに対して、極西に近いイギリスは、伝統的に「犬を好む文化」という傾向があります。
当然ですが、そこには地勢的(気候風土を含みます)な性質の違いが関係していますが、これらを超えた本質的な違いがあるように思います。
これらの真意の程はまだ発展途上の段階ですが、「場の意識」と「関係の意識」のコトバが示す、数々の性質の違い(微妙な意味的文脈のずれ)を象徴している様に思います。
これに気付いている人は、少ないのではないのでしょうか。
それでは以降は、この「二つのコトバ」が示す本質的な意味の違いや、文化の違いに着目したいと思います。