『俺たちの理科』～巷の個人塾長たちが送る語呂合わせ集～

イオン化傾向の覚え方①

Na > Mg > Al > Zn > Fe > Cu をいかにして生徒に覚えさせるか？

『皆さん、ナムガル・ズン・フェックというベトナムの元サッカー代表選手は知ってますか？
35歳まで左SBで、「ベトナムの雷神」と言われたレジェンドなんですけど。
で、彼のことをウチの相棒講師は尊敬していて、なぜに尊敬してるかっていうと、彼はプロサッカー選手でありながら、同時に弁護士でもあったんですね。
6人兄弟の長男として生まれたナムガルは、家族を養うためにまず好きなサッカー選手を目指したんです。ただ、ベトナムのプロサッカーリーグは家族を養えるほど収入がなく、何か他にもやらなければいけない。
そのとき、ナムガルは苦学の末に弁護士になって、サッカー選手と弁護士の二足の草鞋で家族を支えていたんです。
だから、みなさん、イオン化傾向のNa>Mg>Al>Zn>Fe>Cuなんて覚えるのなんて朝飯前ですよね？
ナムガル・ズン・フェックの努力に比べれば、いや、ナムガル・ズン・フェックを覚える苦労に比べれば。
え？何？
NaMgAlZnFeCu？が、ナムガル・ズン・フェックだって？そうだよ。
え？今までの話は全部ウソだって？そうだよ、嘘だよ。
でも、ナムガル・ズン・フェック（Na>Mg>Al>Zn>Fe>Cu）は覚えてね♪』

コツは”ナムガル・ズン・フェック”の顔や名前を板書に書いてシレっと話し続けること。さも、真実そうに話すことでネタ晴らしのときのギャップが大きい。その方が生徒たちの記憶に残る。