「食品群別摂取量の目安」の授業
こんにちは。中学校家庭科の授業実践をあげています。今回は「食品群別摂取量の目安」の授業です。
基本的には1時間の授業を、フラッシュカード→教科書の音読・問題→主活動の流れで行っています。ここでは主活動のみを記録します。
【献立ステップ1】
*教科書の音読→問題で、各食品群の摂取量の目安を数値で確認する。
教科書94ページ(開隆堂)。からあげ弁当の栄養バランスをチェックします。
95ページの「生活にいかそう」。からあげ弁当の食品が当てはまる食品群に◯をつけなさい。
*量を考慮しようとすると判断が難しいため、当てはまるかどうかのみで判断する。
このからあげ弁当に含まれていない食品群はなんですか?
→2群と3群
5群の食品は男で500g、女で420gが摂取量のめやすです。この弁当の米は120gしかないのに、適当な量と言えるのはどうしてですか?
→食品群別摂取量のめやすは1日あたりの量で、1食あたりはその約3分の1の量だから。
含まれてはいるけれど、摂取量が極端に少ない食品群はどれですか?
→4群
*2群、3群が含まれていないこと、4群が少ないことを「気づいたこと」に書き込むよう指示する。
この献立で不足している栄養素は何ですか?
→カルシウム、ビタミンA、ビタミンC
*「不足している栄養素」の欄に書き込むよう指示する。
【野菜350gはどの位か】
一般的に現代人は野菜不足だと言われます。野菜は3群と4群にまたがって分類されていますが、野菜だけで考えると1日350gとる必要があるとされています。
左が1日の目標量350g、右が1日3食に振り分けた場合の1食あたりのめやす量120gをそれぞれ生野菜で置き換えたものです。
1食分は生野菜の量、多いを思いましたか?少ないと思いましたか?(挙手で確認する)
*「少ない」が多いと予想。
また、野菜はすべてを生野菜でとるわけではなく、茹でたり、煮込んだりして食べることもできます。350gを代表的なおかずに置き換えた場合、このようになります。
これなら食べられそうじゃないですか?
食品群別摂取量のめやすは数値ばかりに捉われず、実際の量で考えると毎日の生活に活かせるかもしれませんね。
*今日の授業の感想を書いて終了する。