食塩水に電気を流すと「ハイター」になる
今回は水素以外のテーマとなります。
衣類や食器のしつこいよごれには、「ハイター」を使ってきれいにした経験があるかと思います。
「ハイター」は商標で、一般名称は塩素系漂白剤といいます。
このハイター、実は食塩水に電気を流すと作ることができます。
実際にやってみましたので、今回はそれを紹介します。
準備
いらなくなった布を2枚用意しました。
コップ一杯の水にカレー粉を溶かして、そこに布をひたしました。
1時間ほど放置して、布にカレー色を十分しみこませました。
次に、食塩水を作りました。
コップに100ccの水をとり、そこに5g(小さじ1)の料理用の塩を入れ、溶かしました。
食塩水に先ほどのカレー布を入れました。
2つのコップのうち、片方にだけ電気を流します。
鉛筆の芯で作った電極を、コップに浸しました。
これで準備は完了です。
結果
電気を流し始めてから、時間経過ごとのようすです。
終了後、布を取り出しました。
電気を流したほうの布は、カレー色がすっかり抜け、白くなりました。
このように、食塩水に電気を流すと「ハイター」になります。
これは食塩の成分が、電気を流すことにより、次亜塩素酸という別の成分に変化するためです。
興味のある方はぜひやってみてください!
※行う際は必ず窓を開け、換気扇をつける等換気を行ってください。
以上、ありがとうございました。
ミスター水素
電極の作り方はこちらの記事に書きました。