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ギター弾く系DTMerはMDR-CD900STを使ってレコーディングするべき理由
今回はレコーディングや音響マンとしては定番のモニターヘッドホン、
「MDR-CD900ST」の話をします。
ご存じない方はこちらをご参照ください↓
こちら業務用のヘッドホンとしてさまざまな現場で重宝されています。
筆者個人的に個人的にギターは必要不可欠な楽器となっております。
この「MDR-CD900ST」賛否は半々くらいで分かれるんですが、
ギタリスト(またはベーシストも含む)系DTMerにとってはこのヘッドホンを使ってレコーディング作業をした方がいいです。
今からそれはなぜかについて記事を書いていきますので、
持っていない方、または持っているけど使っていない方のご参考となれば幸いです。
それではいきましょう!
1.ノイズに気付きやすい
まずはノイズに関してです。
ギターって弾いているときに電気信号などの関係でたまに「プチッ」という小さめの破裂音が入ってしまうことがあります。
ミックスしたときにドラムのスネアなどにうまく被ればノイズはごまかせる場合はありますが、割とミックス中は気付かず、完パケを聴いてみると実はギターのトラックにノイズが入っていて気になるなんてこともまれに起こります。
マスタリングまで終わらせておいてノイズのせいでギタートラックを一部録り直しなんて面倒ですよね。
であればレコーディング時に気付きたいところです。
この「MDR-CD900ST」は音が鮮明で形状的にも密閉型となっており、
音の粒が結構聴き取りやすいです。
なので他のモニターヘッドホンに比べて細かいノイズに気付きやすい傾向にあります。
レコーディング段階で気付ければすぐに録り直せるので楽ですよね!
2.ミスに気付きやすい
次はギターのピッキングなどのミスにも気付きやすいという点です。
これも前述した内容と重複しますが、
やはり音が鮮明な分、ピックミスなどに気付きやすいです。
それとミスとまではいかなくても、
ギターやベースって弦楽器なのでピッチや発音がやや不安定になりがちです。
音がしっかり聞こえるので若干よれてしまったサウンドもくまなく聴きとれます。
3.フラットな音で聴ける
最後はフラットな音(平坦・平均的な音)で聴けるという点です。
「MDR-CD900ST」の特徴として「音が堅い」「耳が痛くなる」などの欠点もありますが、その分音に味付けがほとんどなく、自然な原音に近いサウンドで聴けます。
なので特にエレキギターであればエフェクターなどで作り込んだサウンドを比較的忠実に再現してくれるのがこのヘッドホンの特徴です。
ディストーションやクランチなど、
歪み系の音もチープな作り込みだと「この音作り安っぽいな」と気付かせてくれます。
フラットな音でも心地良い音が作れれば視聴用のヘッドホンだともっとよく聞こえるので、やはりこのヘッドホンでギター音を作るのは私としてはオススメです。
4.まとめ
今回はギター弾く系(またはベース弾く系)のDTMerであれば「MDR-CD900ST」を使ってレコーディングするのがオススメっていう話をしました。
まとめると
・電気信号などの関係で起こるピックノイズの音に気付きやすい
・ミスピッキングや弦楽器特有の不安定なピッチやよれに気付きやすい
・フラットな音で比較的に平坦な音で聴けるので抜かりない音作りができる
ミックスやマスタリング用としては微妙だし、視聴用としては全く使い物にはなりませんが、音の味付けが少なく、原音再現率も高いのでレコーディング時は特にオススメです。
値段は決して安くないですし、業務用なので無償サポートもありませんが、もし気になった方はご購入を検討してみてもいいのではないでしょうか。
好き嫌いが大きく分かれる「MDR-CD900ST」ですが、
定番機材なので間違いはないです。
持っているけど最近使ってなかったって方も是非ともご参考にしていただければ幸いです!
では今回はこの辺で。