戦いが起きる理由と、苦しみが起きる理由と、その無くし方。
「魚座」には
基本的な価値観として
「どうでもいい」
というのがあります。
なぜなら
人の一生の流れ(誕生から逝去)を表した12星座の最後に位置していることからもわかる通り
魚座という性質はいわゆる「死」を表していて
それはすなわち、「無我」=「ワンネス」状態だからです。
自分も他人もない
全部いっしょくた
だったら別に
何でもどうでもいいじゃん?
という感じです。
そしてその価値観が
「許し」や「癒し」
という、魚座にとっては当たり前の才能につながっています。
戦いが起きる理由(心理編)
人間関係でも、国同士でも
いわゆる「戦い」はどうして起きるのか?と言えば
基本的に自分の中に何か「信じている」こと(価値観)があると
それと反対のものが現れた時に
人はそこに反抗したくなるからです。
なぜかというと
その状態(自分が信じていることが満たされない)を認識した時
人はそれを「恐れ」として認識する(このままでは自分が満たされない)から
自分を守る(自分を満たそうとする)モードに入るわけですね。
で、その守り方は
相手への攻撃と出るか(他者否定)
自分への攻撃と出るか(自己否定)
それは、その人がそもそも持っているエネルギー性質によってわかれます。
戦いが起きる理由(エネルギー法則編)
で、このことを
もう少し「エネルギー法則」的に見てみると、より客観的に理解できます。
人は、自分の中に「何かの意志」を持った段階で
当たり前ですが、それとは「異なる何かの意志」が、その対局として必ず存在することになります。
いわゆる「作用反作用の法則」ですね。
そして、そのエネルギーが強ければ強いほど
自分に返ってくるエネルギーも強くなります。
つまりは
強い意志を持てば持つほど
その対抗勢力も強くなる
のです。
だから
「人生はイバラの道だ」
「自分の周りは敵ばかりだ」
「誰も自分をわかってくれない」
と感じる人は
要するに、「先に」自分の中に
そもそもイバラの素(強いエネルギー)をたくさん持っている
ということですね。
で
魚座というのは基本的に
その「持っているもの(意志)」が薄いので
だから魚座の人は
普通に人生を生きていたら
いわゆる「敵」は少なくなる傾向にあります。
なぜなら、そもそも「出そうとするエネルギー」が小さいから
「返ってくるエネルギー」も小さいのです。
では、そんな魚座は
毎日幸せなのか?というと
必ずしもそうとは限りません。
なぜか?
一番最初に
魚座の本質的価値観として
「なんでもどうでもいい」ということを書きました。
で、それはそれで実際の「性質」としてはそうなんですが
ただ、これも一つの立派な「意志(エネルギー)」なんですね。
だから、当然そのエネルギーを所有している時点で
それに対抗するエネルギーが外側に存在してしまうのです。
そう、その対抗エネルギーというのが
「どうでもよくない」=「ちゃんとしなければならない」
という価値観です。
で、実際問題、世の中の価値観って、そっちの方が主流ですよね?
特に日本はそうでしょう。
もちろん、だからこそ世の中はちゃんと回ってるという部分はありますが
いずれにしても、魚座の価値観(エネルギー)から見たら、逆のエネルギーになるわけです。
だからこそ
魚座的(許し)の価値観(エネルギー)が強い人は
現実社会で生きていると
その強さに比例した「反対エネルギー」を感じて生きることになるケースが多い、ということですね。
だから、素直に生きていれば一番敵が少ない魚座でも
「苦しさ(満たされない感)」を感じて生きていることがあるんですね。
では、もうこれについては
救いようがないのでしょうか?
いいえ、実は「起死回生の逆転策」があるんです!
しかもこれは魚座だけでなく、全ての星座(エネルギー性質)に当てはまるものです。
「苦しみ」を無くす秘策
そのカギを握るのが
さっきの「作用反作用の法則」なんですが
その見方を変える必要があります。
どう変えるのか、というと
一般的にはその法則を
「自分 vs. 外の世界」
という風に捉えがちですけど
実際に起きてることは
自分 vs. 自分の外側ではなくて
自分 vs. 自分の内側なんだ
ってところに気づくことなんです。
そもそも、僕らが避けたいのは
「争いごと」そのものではなくて
「苦しみ」の感情ですよね。
ここをまず押さえておかないとダメです。
「争い」(=外部からの抵抗)がなくなればラクになれる
と思っていると、さっきの「苦しみ」からは抜けられません。
あくまでも、僕ら一人一人が味わいたくない感覚というのは
「苦しみ」
なのです。
では、その「苦しみ」の感覚は、結局どこから来るの?ということですが
それは、最初の方にも書きましたが
「自分が信じていること(=本来の価値観・エネルギー)が満たされていない状態」
でしたよね?
で、です。
ここで、「作用反作用の法則」が登場します。
自分が出しているものが、そのまま返ってくる。
つまり
自分の本来の価値観(性質・エネルギー)というのが「壁」だったとして、それを否定(押す)ということをすればするほど、それと同じだけの抵抗エネルギー(=苦しみ)を感じて生きることになる
ということなんです。
あらゆる人の「苦しみ」という感覚は
ここから来てるんです。
外側の世界に対してエネルギーを出せば
当然、それに対して反対のエネルギーは返ってきますが
それを「苦しみ」と感じるかどうかは
あくまでも「本来の自分の価値観(本質)への抵抗」の強さに比例している
ということですね。
僕のストーリー&まとめ
僕は魚座なのでわかるんですが
要は「何でもどうでもいい」という価値観を持つ自分を「自分が」否定してきたからこそ
僕はずっと「苦しみ」を味わってきたし
もっと言えば、月星座(本性)の自分は、牡羊座という「正義」とか「負けず嫌い」という性質だからこそ
そんな軟弱な「魚座」を自分自身が許せないところがあったんですよね。
でも、今はようやく、受け入れられます。
「なんでもどうでもいい」って
実は一番強いんだ、と。
実は一番正義なんだ、と。
だって一番
戦争から人間を遠ざけてくれる価値観なのだから。
そんな風に
いま「苦しみ」を味わっている人は
本来の自分のエネルギー(本質)への「抵抗」がそもそもの「苦しみ」の感情を生み出している唯一の原因なのだということをまずは「エネルギー法則」としてアキラめて
ぜひ、自分の生まれ持った性質たち(太陽・月・水星・金星・火星星座など)への抵抗が消えるような「意味づけ」(ストーリー)を見つけてみてください。
だって
「ホントウの自分を許し、受け入れること」
つまりは
「ホントウの自分」への「抵抗」を辞めること
これが「苦しみ」の感情から解放されるための
たったひとつの方法なんですから。
「あなたの中における居心地の悪さや苦しみの感覚を引き起こす唯一のものは、『本来のあなたへの抵抗』だけだ。
だから、その苦しみから逃れたいのなら、自分の内側を掘って、あなたが本心から望む現実(=本当の自分らしく生きられている状態)からあなたがズレてしまうような「何を」まだ信じているのか、どんな「信念」にしがみついているのかを見つけることだ。」
バシャール