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最近、寝られません

【相談】会社員28歳男性

こんにちは。私は現在商社で会社員をしてるものです。
コロナもだいぶ落ち着いて、月の半分以上出張で全国を飛び回っています。
仕事自体はいろんな地域に行ったり、いろんな人に直接会えたり、結構充実感は感じています。

しかし、ホテルでは全然眠れず、翌日の仕事、運転にめちゃくちゃ影響が出ており、これはメンタル的な障害なのかなと思ってご相談させていただきました。
自宅では全然眠れるんですが、ホテルでは本当に眠れないんです。睡眠薬、寝酒、寝たばこ、アイマスクなどいろいろ試してみましたが、全然うまくいきません。
最近は金縛りにあったり、悪夢を見ることもあり、眠りにつくことが少し怖い状況です。

カテゴリが違うかもしれませんが、知恵を頂けたら嬉しいです。

【ななにいに@メンタル兄貴の回答】

寝れないのはしんどいですよね。
翌日大切な仕事があったりすると、なんかそわそわしてしまいますよね。寝れないと、何となくスマホをいじってしまいますよね、特にインスタとか。
寝れないからタバコ吸って一旦気持ち落ち着かせたりしますよね。

それ全部だめです。
寝れないからってタバコ吸ったらドーパミンが出てしまい、微量のカフェインを取ったのと同じような効果になります。
スマホをいじるとブルーライトによってメラトニンが分泌され、体内時計が2時間ほど巻き戻ってしまいます。
SNSをスクロールするとあっという間に時間が過ぎてしまい、次のリール動画が見たいとそわそわしたり、自分が投稿した写真に誰がいいねをしてくれているかも気になって寝られなくなります。
そして何より、翌日の仕事でそわそわしたり、寝れないことを気にして「寝よう寝ようなんで寝られないんだ」と睡眠にとらわれてしまってもよくありません。

睡眠というのは「寝る」という行為に落ちるというよりは、「眠りに落ちる」という受動的な感じなのではないかなと思います。「寝るぞ」と気合を入れて布団にはいると逆にドーパミンが放出されて寝られませんよね。
ベッドに入ってからは体が眠りに落ちるまで時間をつぶす必要があります。

例えば、枕もとの電気だけつけて、枕もとにあるつまらなくて分厚い本を読むとか、アパ創業者の自伝を読むとか、その辺はいいかもしれません。分厚い本を最初から読んでいるうちに眠りに落ちることは良くあります。面白い本を読んでしまったらドーパミンが出てしまい、寝ることは難しいでしょう。世間的に難解といわれている本を読むことをお勧めします。

最近私はラジオを聴きながら眠るということにハマっています。なんとなくリラックスして、CMの間に眠りに落ちるということは良くあります。
ラジオを聴きながら眠ることにハマり始めたときには、「伊集院光深夜の馬鹿力」や「問わず語りの神田伯山」を聞いてしまい、逆に笑いをこらえることに一生懸命になってしまい、逆に全然眠れないことはありました。

実際私は「眠れない」ことで人生いくつか失敗しています。中学校の部活で県選抜を決める大事な前夜、生まれて初めて朝3時まで眠れずに完全にバッドコンディションで臨むことになりました。高校3年生のセンター試験前日もほぼ一睡もできない状態で試験に臨むことになりました。中学校時代は県選抜を決める最終戦で負けて全国大会に行くことができませんでした。センター試験はほぼ寝ていないので幻聴みたいなのが聞こえてきて英語のリスニングは崩壊しましたが、全体的にはまとまった点数になりました。まあ部活のほうはがそれが実力だろ?といわれてもぐうの音も出ないのですが。

寝れないことを楽しむくらいの器が必要なんだと思います。究極はオーディオも本もスマホにも頼らずに夢想することに幸せを感じられるようになれたらいいですね。
一つアドバイスとしては、アラームをかけるとブルーライトやアラームセットした時に衝動的にSNSを見てしまうリスクがあるので、アナログの目覚まし時計を電池残量を確認したうえで持参されることをお勧めします。

一緒に睡眠を科学していきましょう。

ご相談、ご質問はななにいにtwitterまでお願いします。




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