なぜ、僕らはノベルアップ+で金を投げてしまうのか
ノベルアップ+は小説投稿サイトだ。
web小説サイトとして有名なのは『小説家になろう』『カクヨム』だろう。よくPV数=収益をあげられると有名なのは『アルファポリス』。
3行から応募できる超短編コンテストが有名な『エブリスタ』、pixiv小説ではツイッターと連動した執筆キャンペーンや企画もある。
他にも『ノベルバ』『ノベルピア』『魔法のiらんど』などたくさんのサイトがある。
ノベルアップ+もその一つだ。
サイトごとに特色があったり、イベントがあったりと楽しい。
私がいくつか登録しているサイトの中でも、ノベルアップはダントツでゲーム性が高くて作家を応援しやすい。
そしてイラストの読み込みや、GIF画像の投稿もできるし、音声、動画(※)を投稿する機能もある。
※動画埋め込みはYoutubeに投稿した動画を埋め込める機能。ノベパスというサブスク機能に登録する必要がある。
<沼りポイント1>応援できるアクションが多い
タイトルにあるような投げ銭要素も含まれはするのだが、純粋に反応しやすく、そして返信も返しやすい。
その秘密は『スタンプ機能』だろう。
いいね、ではなく「面白い」「怖い」「応援してる」など多彩なスタンプがあり、返信用のスタンプもたくさんある。
コメントするのはハードルが高い……、そういう時にこのかわいいキャラの『面白かった』スタンプが目に付く。
『ビビッと』機能もあり、コメントやスタンプと同じ感覚で作品の中の『ビビッときた』一文をコメントできる。
コメントには文字数制限があるもののツイッターと同じ140字、足りないと思っても『応援レビュー』をすることでもっと作品の面白かったを伝えることができる。
『スタンプ』『ビビッと』『応援レビュー』『コメント』と読者としてできる反応が多く、全部に『ポイント』が付与できる。
まずはログインボーナスでももらえる『応援ポイント』、そして作家さんに課金できる投げ銭要素でもあり、スタンプやアバターを購入するための『ノベラポイント』の二つがある。
ノベルアップ+の沼ポイントの一つとして、他サイトではPV、コメント、お気に入りでのランキング入りを狙うところ、推測でしかないのだがポイント数も関与していると思う。
<沼りポイント2>コメント欄の表示順
これは「なぜ金を投げてしまうのか」の本題ではない。
コメントやスタンプ時のポイントの付与数が多い順番に、コメント欄で上位表示される。
この際に(体感では)、ノベラポイントが多い時は上に表示されやすい。
このダイレクト応援が、ノベルアップでは本当にしやすい。
ポイントサイトのように『無料でノベラポイントをゲット』の項目があるのも恐ろしいところだ。
私の場合は入口として、アバターを購入したりスタンプを購入したりショップから課金を覚えた。
作者さん側はいただいたノベラポイントは『貢献ポイント』に変換される。ポイントが一覧で見れるところのダイヤのマークのポイントがそれ。
<沼りポイント3>布教できる
さらなる沼りポイントは『おすすめ機能』だ。
これはレビューしたりイベントに参加することでもらえたりする『おすすめチケット』で、トップページにある読者のおすすめ作品に表示させることができる。
「これおもしろいよ!」とオタクが大好きな布教をやっていい機能だ。最高。応援レビュー何書いたらいいの!?と困ったらこれ。もうチケット使うだけで簡単布教ができる。
自分の投稿した作品にも使えるので、「日間ランキングに入れた! 今この瞬間に過去作品をおすすめして、より多くの読者さんに読んでもらいたい!」という時の宣伝手段にも使える。
トップページに表示されることで、PV数が多くなるのはどのサイトでも共通している。
そしてこのおすすめチケットは購入もできる……!
<沼りポイント4>楽しい!
この課金すれば作品を応援できるのが、ノベルアップの沼りポイントだと思う。
日間ランキングでも色んな作品が毎日トップ10入りして流動性が高い。もちろん総合ランキングで人気の作品もたくさんある。
アバターがあり、イベントごとにゲットできたりするので、小説を書くきっかけにもなるかもしれない。もちろん、アバターやスタンプには図鑑機能がありコンプリートを目指したくなる。
称号ももらえる。たくさん読んだり、たくさん書いたり。
できるアクションそれぞれに、称号がある印象だ。
アバターやスタンプは続々追加されるし、スタンプコンテストで作家さんが書いたたくさんのオリジナルスタンプが見れたり、受賞作品は実装されたりと見ていてイベントがド派手!
忘れていたが、小説投稿サイトであるにもかかわらず、イラストコンテストがあるのも特色の一つとしてあげられる。
総合するとサイト自体が文字ではなくビジュアル的に楽しくできているのだ。
ランキングを見ていただきたい。
作品タイトルの他に枠や模様など装飾があるものがあるだろう。
これはノベパスというサブスク機能や都度課金で作品の簡易的なイメージでトップページなどで表示される時のタイトルを飾れる機能なのだが……、トップページがカラフルだったり、作品イメージがなんとなく伝わってきて、とても興味が惹かれやすい。
<沼りポイント5>マスコットキャラへの親近感
ノベルアップにはたくさんのキャラクターがいるが、その中でサイトの代表を務めるのは「ノベラちゃんさん」という本が好きそうなキャラクターだ。
出会った頃は「ノベラちゃん」だった気がするが、サイトで作品も応援で成長できるしキャラクターも成長するのかもしれない……。
定期的にアイコンやイラストが更新される女神のキャラクターだ。たくさんのキャラがいるサイトだから、好きなキャラにきっと出会える!
新しいアバターを見るのも楽しいし、「ノベルアップであそんでみてください!」というサイトの説明がぴったりだ。
さらには、更新しました!読了しました! とツイッターにシェアすると、この女神は『いいね&リツイート』してくれる。
読んでも書いても、プラスのアクションをしてくれるのは嬉しい。
そして『うどんが好き』だったり、ツイッターのちょっと苦労してそうなエピソードだったり、小説サイトというよりもノベラちゃんとして愛されている。
<まとめ>
ゲームのような称号・アバター・図鑑などで、小さなレベルアップが可視化されているからこそ楽しい!
スタンプ機能で作者と読者の応援のハードルが下がっているからこそ、応援したいという気持ちが芽生えやすいのかもしれない。
そしてアバター機能の役割も大きい。
アバターと作品のイメージで、作者さんのキャラ性みたいなものもできている気がする。
面白い作品にも投げ銭はしてしまう。そこは他のサイトもあまり変わらないだろう。
ノベルアップでは、作者を応援したい気持ちにさせる仕組みが多いと思う。
「サイトが楽しいからこそ、出会えるものがある」と感じさせてくれる。
結果、金の投擲につながってしまうんです。助けてください。