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✍︎あかりを灯そう

毎年この時期になると、街のあちこちでイルミネーションが見れる。私の職場も同じ。

いわゆる高層ビル内で仕事をしている。
もう6年以上も前の事だけど、
就活時の訪問先にガラス張りのエレベーターを設置しているオフィスだと、
高所恐怖症の私は乗るだけで怖く、
自社ビル保有の会社に目が眩んだほどだったのに。

そんな私が通うビルでも、
毎年必ずイルミネーションが見られる。
この設置は大体5日間くらいかけて行っていて、
日が暮れた冷え込む中でも作業をされている方も見受けられた。

そうは言っても、今年はコロナ禍、自粛ムード、再びの時短営業要請という事もあって、勝手ながら、いつもの煌びやかなビルのイルミネーションはされないのかもしれないと思っていた。



しかし、その1週間後に私の勝手な予想は覆される。


その日のタスクを考えながら出勤すると、エントランスには金色に輝くツリーが設置されていた。


そうそう、これこれ!これなのよ。
世の中の現状を見て、
どこか暗くなっていた気持ちにも光が入る。


こんな時期にも関わらず、例年と変わらぬ景色を守った管理会社の方、作業員の方々の心遣いが素敵だと思う。やさしさに触れた瞬間。


輝くこと、キラキラする物が全て良いとされるわけではないのは承知の上。
ただ、今のような先行きが不透明だと思われる時代に、街のあかりだけで気持ちが安らぐこともある。

だから、医療従事者の方へ向けた各地での青いライトアップも、予算の無駄遣いだとか
直ぐに言うなかれ。
そのあかりに救われる人はいるはずだから。


暗いところばかりに居たらダメ。
それぞれが見ている光景に、身近な場所にあかりを灯そうよ。
みんながほっとする、優しい景色を作ろうよ。
疲れて冷えた気持ちを温め直そう。
これからの寒い時期にも、
やさしさに触れる簡単な方法だと思った。


#やさしさにふれて #イルミネーション #コロナ禍 #2020冬

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