学校教育を取り巻く環境について
MQ代表社員のぴろ@教育大学大学院です。
教育大学大学院にて学んでいるので、教育理論だけでなく、教員を取り巻く課題についてもグループワークなどを通じて、議論を深めました。教員の労働環境の厳しさは大変なもので、一般民間企業とはまた違った厳しさがあると思います。その中で先生が足りない状況は、未来を担う子どもたちの教育に由々しき問題であると考えます。しかしながら、社会の複雑化や保護者や地域社会との関わりの中で、これまでみたいに学校・担任がすべてを対応するという属人的なやり方では、教員に負担が大きくかかり、教員志望者が少なくなると思います。
グループワークの発表の中でもありましたが、仕組み的には非常に難しく、高いハードルを越えなければならない事項もあるかと思いますが、もっと地域や民間企業をはじめとした、あらゆる「外部の力」を活用する必要があるのではないかと感じます。
また長時間労働の原因のひとつである、保護者のクレーム対応についても、現在では弁護士特約が付いた教育保険の加入が流行っている状況からみても、もっと教育委員会や市町村の法務部局が介入するなどが必要なのではないかと思います。これも別の意味での「外部の力」と言えるのではないでしょうか。
学習の個別最適化に向かう課程の中で、様々な学習ツールや校務の軽減に役立ちそうなツールも多く開発されており、それらの活用もまたひとつの「外部の力」とも言えそうです。ひいては、そのことが教員志願者の減少、現職教員の病欠や離職を防ぐきっかけになるのではと思います。
Written by ぴろ。