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母になって性格が変わりました!?それって本当?

よく
「母になって性格変わりました!」
と聞くけど、

この言葉に
なんとなく違和感があった 


確かに母性が強くなって
強くなる、とかはあるかもしれないけど


母になって性格が変わるのは
私的には
2パターンあると思う


1つ目は物理的に
眠れない、体力がない、
ホルモンバランスが崩れている、
とかで
性格が変わってる(ように思える)パターン




これは
結構多くの人が直面する辛さだと思う


これに関しては
体力や睡眠を第一に考えて
過ごすことで徐々に回復していく

その時は辛いし
苦しいけど
体力が戻ってくることで解決してくれる


とにかく休んで、
自分の体を労わって、、!


2パターン目は
(1パターン目と同時に併発していることも
多い)


母になることで
自分の中にある
今まで見て見ぬフリをしてきた
「思い込み」や「セルフイメージ」
「自分の勝手なルール」が炙り出されているパターン



私はもれなくこのパターンで
それはそれは苦しかった


物理的な1パターン目の苦しみに
プラスして
今まで過去に蓄積された
数々の「思い込み」が
「子育て」という未知の経験をきっかけに
溢れ出してくる


例えば
『簡単に人に頼っちゃいけない』
という思い込み

「人に頼っていいのは
本当に限界まで耐えてから」

と真剣に思っていた
(無意識だったけど)

だから、
人に頼りたいけど
「まだやれる、まだ辛抱、もうちょっとやれる、、」

かなり疲弊しないと
人に頼れなかった

まだ少し元気なうちに
人に頼むのは
罪悪感がものすごくて
出来なかった、、。


(実際、倒れて点滴するまで
旦那さんに頼れなかった)


こんな思い込みが無ければ
早々に人に頼んで
体力回復しようと思っただろうけど、
この段階で1パターン目だけの人より
子育てを
勝手にハードモードにしていた


他にも
『愛する我が子を完璧な風に育てたい』
という気持ちも強かった


それは、
自分が欠陥品なんだから
(というセルフイメージ)

自分はダメな人間、と思っているので
なるべく多くの情報を得て
子どもにとって
有益なことは
全てしなければいけない


自分のようにならないで欲しいという
セルフイメージの裏返しだった


すると
情報に埋もれて
同世代の子どものいる人のSNSを
チェックしては
「あ、今のうちに運動することが将来の為になるんだ!」とか
「今こんな風に遊べる時期なんだ、」
とか
苦しいくらいにチェックして
「公園行かなきゃ、」
「児童館行かなきゃ、
「橋を持たせなきゃ、」
「コップ飲み始めなきゃ」
って
いつも焦らされているようだった


他にも完璧にしたい気持ちが強過ぎて

細かいことに敏感になり
誰かの唾が子どもの口に入ることも
許せなかったし(虫歯にさせたくなかった)


児童館とかでも
口にするものが気になって
精神をすり減らしてた


他にも
『私がやらなければいけない!
親に頼ってばかりでは
ダメな母に思えてしまう、、』
という人目を気にした
「私はダメなやつ」というセルフイメージや
「周りの人もやってるんだから、
他の人と同じようにやらないといけない」
という勝手なルールがあったり、、。



中でも私を一番苦しめたのは

『人に迷惑をかけてはいけない』
という幼少期から握りしめたマイルール


とにかく私は幼少期から
家族の負担になるのが
いやでいやで、
家族に迷惑をかけないように生きてきた

お金を負担してもらうことも
私のせいで親が苦労している姿を見ることも
辛過ぎて出来なかった


そんな私が母になると
いざ、勇気を出して母に預けても
母がクタクタ、疲れている
そんな様子を感じとると
「あぁ、もう帰らないと」と
荷物をまとめてそそくさと家に帰ったり、、


旦那さんにも
頼めば良かったのに
私も一緒にやらないとって
任せられず
(たまーに頼んだとしても
心配や罪悪感から
全く休めず苦しかったり)
「人に迷惑をかけてはいけない、」
「自分がやらないといけない、」という
強い思い込みがあったのかなぁと
今から思う


こんな風に
「セルフイメージ」や「マイルール」って
自分でも気づかぬうちに
チリツモのように沢山積もっていて


子育てという自分だけでは
コントロールできない未知の状態で
たくさん炙り出されていく


子育てじゃなく
仕事とかなら
自分が我慢すれば良いだけだったり
耐えることも可能だった


でも
子育ては自分の我慢にも
限界がある

そこをスムーズに進めるかどうかは
この「セルフイメージ」や「マイルール」
思い込みの多さにかかっていると思う


旦那さんに対しても
朝起きて洗ってないお茶碗を見るだけで
気が狂いそうになるくらい怒りを感じていた


「私がやればいいってこと?」

「こんな辛い、疲れてるのに、
さらに私がやるの?!」

とその時は思っていたけど、

カウンセリングを学んでみて
それは私の過去からのセルフイメージ、
「私が我慢すればいい」
「我慢するのは、私の役目」
が絡んでいることが分かった


いつも兄弟の中で我慢する役だった私

当時はそうしないと母も可哀想だし
そうすれば母が褒めてくれたし
それで良いと思ってたけど
心の奥底では
本当の本当の本当は
嫌で嫌でたまらなかったんだと思う
(その当時は無意識だったけど)


私だって、我慢したくない
私だって優しくされたい
私だって労わってもらいたい


そんなあの頃の傷がまだ確かに
心の奥の方にあって
そこに深く刺さったから
大人になっても
目の前のお茶碗一つに
そんなにも腹が立っていたんだ


子育てを通じて
自分では気付いていなかった
セルフイメージや
思い込み
禁止事項や
こうじゃないといけない、というルールが
わんさか出てきた


それに一つ一つ向き合って
癒して
解消していく作業は
辛くもあったけど

やっぱり続けていくうちに
一つ一つとラクになっていった



それは『自分を知ること』に繋がってもいた


今まで
見て見ぬフリして
閉じ込めてきたセルフイメージ、
マイルール、思い込み。。。


どんだけ詰め込んできたんだよって
思うくらいあったけど
自分を理解していくうち
自分というものが言語化できるように
なっていった


「私はこの思い込みを持っていたから 
こんなにもこのことに腹が立ったんだ」
とか
「私は自分のことをこんな風に思っているから
相手のこの行動が刺さって痛いんだ、」
とか

一歩下がって冷静な目で見れることが
多くなった


もちろんその瞬間は
怒り心頭してしまう時もあるけど
あとからハッと気付く

「あ、私の間違った思い込みのせいだった、、
勝手に相手を悪者にしていたなぁ」と。



子育てが苦しい、
子育てが辛いというのには
物理的な面と
精神的な面、2パターンある


もし
精神的に、苦しいなら
なんでこんなに苦しいんだろう?
と一回考えてみてほしい


『自分がどんな人と思われてそうで苦しい?』

「私はこうでないといけない、」
とか
「私は頑張らないと価値がない、」とか
「私が我慢するべき、」
「私は○○な人」
色々炙り出されてくる


『なにをルールとして持ってる?』

「○○しないといけない、」
「○○すべき、」
「○○した方がいい、」
なども
あればあるだけ自分を苦しめてるかも


間違ったセルフイメージやルールを
たくさん身につけての子育ては
一気に苦しくなる
(経験済み)


だから

もっともっと
心の鎧を軽くして
手放していって

ラクな気持ちで
子育てできる人が増えると良いなぁと思う



自分はそのままで大丈夫だし
○○しなければいけない、
なんてことは一つも無い



ただ目の前の子どもを
可愛いなぁ〜と
愛てたら
子どもは愛で満タンになって
自分の足で歩き出す


お母さんからの
愛のエネルギーは
凄まじい力強さがある!


その為にも
人にできるだけ頼って
自分の身体をちゃんと労わって


堂々とリフレッシュして
あらゆる工夫をしながら

なるべく自分を愛して
楽して 
優しくしてあげることで
ママの愛のパワーも満タンになる


だから
ママはもっともっと
堂々とリフレッシュするべき!


そのリフレッシュした心が
心のゆとりとなり
子どもへの愛にも繋がっていく


そんな好循環がもっともっと
生まれますように、、!


そう感じる今日この頃、、、♡


読んでくれてありがとう!


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