人生で一番美味しいコース料理を食べた話
場所は秩父、クチーナ・サルヴェ。
食材から作る料理人、坪ちゃんこと坪内 浩さんのイタリアンレストラン。
https://salvagest.jp
ここはメニューがありません。理由は、「その日に一番いいタイミングで収穫する食材から料理を考える」から。
彼は食材の多くを、種や土から自分で育てています。
山岡 玲子ちゃん主催のリトリートで、その畑から見せてもらう機会を得ました。
「有機循環型農法」で化学肥料や農薬を使わず、家庭や産業で出る副産物を肥料として活用し、資源を循環させ、環境の負荷を減らす農法。
レストランで使う大麦、大豆、野菜、卵、養鶏はここでほぼ全て作っています。
「こだわって作っている」だけではなかったのがここのすごいところ。
それは、坪ちゃんが植物に「愛情」をもって向き合っていること。
「愛」をもって育てると、それに応えて機能性や食味がいいものになろうとする。
様々な微生物や、奇跡の連続の化学変化でできている美しい地球を、
ずっと先の未来にどれだけすばらしい状態で残せるか、という使命感を持って真っ直ぐに自然と向き合っている姿に、感銘を受けました。
愛情を感じる丁寧な「鳥締め」も見ることができ、
改めて「命をいただく」がどういうことか考える機会に。
滋味深い農場ご飯、何よりの贅沢!
レストランのコース料理は、全て顔が見える食材を使用しており、
美味しいのはもちろん、心と魂に響く幸福に溢れたお料理でした。
「人は食べたものでできている」
私たちは命をいただいていることを、忘れがちではないでしょうか?
受け取ったこのバトン、次は誰に渡そうか…
というか!あ〜またあのお料理食べたい!
最後になりますが…
坪ちゃんの「自分が強く想っている世界は作れる」という言葉が印象的でした。
想いの強さで、行動が変わる。
さて、私はどうしようかな。
企画してくれた玲子ちゃん、かなさん、ありがとう
そして、坪ちゃん、最高のお料理と学びをありがとうございました。