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【エニアグラム】タイプ6とタイプ3の違い

タイプ6とタイプ3の迷子をたまに見かけるが、実際のところはあまり似てないと感じる。

「他人に合わせる」「周りの理想に沿おうとする」という理由で迷ってるパターンだと、タイプ6である場合の方が多いんじゃないかな。


以下、タイプ3とタイプ6の違いまとめ

♢ タイプ3はだいたい目立つ

タイプ3は自己主張型。
自分の欲求に自覚的かつ積極的で、内省的ではない。

健全度が通常のタイプ3は、みんなと足並みを揃える協調性があるというよりかは、自分が積極的に前に出て競争に勝ちたい、抜きん出たいという欲求の方が強い。

要は集団の中で目立つ人。

タイプ3の統合先がタイプ6なので、タイプ6的な要素がないことがタイプ3にとっての課題、とも捉えられる。

タイプ6の責任感、チームワーク、コミュニティや友人を守り大切にする態度と比較すると、タイプ3のほうが個人主義。

また、イメージ戦略を見抜かれないために親密さを避けるとも言われる。


♢ タイプ6はまず責任を果たす

タイプ6はサポートなしで放置されたくないから、まず自分が他人をサポートし、役割を意識し、責任を果たす。
それによって、根源的欲求=安全を確保する。


(追従型なので、超自我のルールに従って責任を果たすことにより、根源的欲求を叶えようとする)

対して、タイプ3のような自己主張型は、直接的に自分の欲求を叶えるよう動く。

要は、追従型から見ると「無責任で自分勝手」に見えることもある。

(他人の無責任や自分勝手を批判している人には追従型が多いなーと感じる)


♢ 分裂(退行)での違い

タイプ6の分裂先(退行先)はタイプ3。

そのため、健全度が通常〜不健全のタイプ6が「自分は人からのイメージを意識している」と感じてタイプ3ではないか?と考えるパターンはあると思う。

しかし、この2つのタイプは競争意識の出方が違う。

(再三言うが、タイプ3は自己主張型、タイプ6は追従型であるため)


・タイプ3の場合
不健全になればなるほど自分を個として差別化しようとする

例:
自分は他の誰よりも○○でありたい。
達成したものをアピールしたい。


・タイプ6→タイプ3分裂の場合

「AグループはBグループに勝る。自分はA」というカテゴライズがあり、自分と違う属性に競争意識をもつ

例:
努力してない人は〜
○○育ちは〜
○○を支持する人は〜


*追従型としてのタイプ6の特徴として、
「社会的な一体感を通じて他人より上だという感覚を持つ」というのがある。

そのため、自分の所属するカテゴリーを上げて、その逆のカテゴリーに競争意識をもったり下げる言動をする。

ただ、タイプ6→タイプ3分裂には、不健全なタイプ3にあるような、適応のためのイメージ重視の言動、過度な自己アピールも含まれている。

そこは見分けが難しいかもしれない。


分裂・統合の仕組みから見る


分裂とは「メインタイプの特徴+分裂先の特徴」

タイプ3に分裂したからタイプ6の特徴がなくなる、というわけではない。

*これは統合も同じ

要は、「統合先の特徴をもつ健全度の高いタイプ6」「分裂先の特徴をもつ健全度が低いタイプ6」というのは存在するが、「統合先のみ」「分裂先のみ」という状態は存在しない。

つまり、タイプ3は常にタイプ3であり、タイプ6も常にタイプ6である。

このことも踏まえると、よりタイピングがしやすくなるのではないかと思う。


まとめ

タイプ3
グループの中で目立つことが多い個人主義者。
自分の価値を認められたいという欲求をもつが、自己主張型であるため、その欲求を直接的な方法で満たそうとする。
ゆえに、往々にして積極的で競争心が強い。
健全度が下がると打算的で自分勝手になりやすい。


タイプ6
責任感が強く、大抵は協調性がある(少なくとも個人主義者ではない)
グループやコミュニティのなかで、自分ひとりだけ異質なことをする、というのはあまりない。
仮にそれがあったとしても、自分の中にある超自我ルールに従ったゆえの言動。
つまり、自分の欲求を叶える行動というよりかは、責任や役割などの規範的な意識に基づいている行動であることが多い。


雑記

そもそも類型界隈におけるタイプ3のイメージが「顔色を窺う承認欲求の強い人」みたいなニュアンスになっている気がしている。

ただ私が思うに、タイプ3の「外部の理想やイメージに沿う」は、おそらく本人が意識的にしているものではない。

小さい頃から無意識にずっとそうで、本当の欲求がわからないことにすら気づいていないまま自分で設定したと思っている目標を追い続けている、という感じなんでは。


参考になりそうな情報

リソの本を持ってない人は、リソ&ハドソンのホームページの解説がおすすめ。

タイプ3解説
enneagraminstitute.com/type-3/

タイプ6解説
enneagraminstitute.com/type-6/

本よりは内容薄いので、詳しい情報が気になる人はリソの基礎編を買おう!


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