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LAVA退会と解約金免除をめぐって【前編】

はじめに

初めまして。もずくといいます。
この記事は、ホットヨガスタジオLAVAを途中解約するにあたって自分の身に起きたこと、また最終的に解約金25,000円を全額免除してもらうことになった経緯を、つとめて(たぶん)主観を排除しながら綴るものです。

この平常ではない世の情勢において、感染のリスクを負いながらホットヨガを続けるか、入会から1年に満たないために高額な解約金の支払いをするかの苦渋の選択を迫られている会員が続出しました。

人によっては本部とのやりとりにより解約金が減額または全額免除の対応を受けたとの具体的な報告も散見され、LAVA側の対応にばらつきがあることがわかり、大変問題視されています。

わたしは少し複雑な経緯をたどり、ストレスを抱えつつ然るべき行動をとり、結果的に全額免除となりました。
この記事がひとりでも泣き寝入りする方を減らす一助になることを祈りながら筆をとる次第です。

他方、自分としては完全にクリアに納得はできないながらも解決済みであり、LAVAへの怒りや不信感をいたずらに煽る意図はありません。
もうそんな気力も残っていないくらい疲弊した、思いだしたくもない、というのが正確なところではありますが。

また、コロナウイルス感染拡大の情勢下において、各企業に補償を投入しない政府の対応がいちばんの元凶であり、その意味ではLAVAも本来、救済されるべき立場にあると考えることもできます。

よって、この記事の一部または全部をそのまま切り取ってLAVAとのやりとりに使用したり、スタジオのスタッフやインストラクター(以下IR)さんに突きつけるようなことはけっしてなさらぬよう、お約束願います。
わたしの個人情報を脅かす行為にもなりますので、何卒ご留意ください。

それでは、前置きが長くなりましたが以下が自分自身の解約に至る流れです。

※先述の通りつとめて客観的に事実のみを記してゆきますが、LAVA側に個人情報を割り出される可能性もあるため、プライベートな部分については一部伏せてお送りします。

※ボリュームが膨らんでしまったため、本部との実際のやりとりなどの詳細な部分については後編に続き、途中から有料ゾーンとさせていただく予定です。
無料部分のみ閲覧していただいてももちろんいくらかお役に立てるかと存じます。
もし少しでもお力になれたようでしたら、サポート機能にて¥100でも投げ銭いただけますと、この労力が報われます。
ゲストでも記事の購入やサポートが可能です。

①口座引き落としを止めた

2020年3月。
コロナウイルスが蔓延し、県内でも感染者が多数出て、感染リスクに関する信頼できる情報もなく、国全体が感染リスクに脅え、混乱していました。
政府は週末の外出自粛を呼びかけ、小池都知事はSTAY HOMEを連発し、5/4には緊急事態宣言が出されました。

LAVAのスタジオからも感染者が出て、利用者は震えました。
わたしも感染拡大を恐れて自分の仕事についても出社自粛とし、数か月間家族と引きこもって過ごしていました。
もちろん、密室に人が集まり汗を飛び散らして体を動かすヨガなどとんでもありません。自分や家族の命を危険に晒すようなものです。もちろん自分が感染源である可能性もあり。

しかし、問題は会費でした。
この非常事態においてもLAVAは普通にお金を取るのか、というのは純粋な驚きでした。

3月は申込者のみ無料休会、4月は営業日数分を日割り計算で請求、5月もすべて休業と言いながら5/27より急遽営業再開して日割りで請求。
無茶苦茶です。
損するまじと、その少ない営業日にみんなが詰めかけたらどうなりますか? あっという間に密です。
ましてや感染者の出たスタジオがいくつもあったにもかかわらずこの対応というのは、営利主義との非難を避けられないものと思います。

感染拡大防止のために自粛した人たちがいたからこそ、レッスンを実施することができたわけなのです。なのに、利用しなかった人からも日割りで会費を取るなどということが許されるのでしょうか?

さらに、無料入会だったはずの3月分も、いちども利用していない4月分も、通帳を見たらがっつり引き落としされているんですけど……。なぜ??

おおいに不信感を募らせ、Twitterの賢者の声を参考に、とりいそぎ銀行へ行ってJACKSからの自動引き落としを止めました。
既にそれまで引き落とされている金額の内訳は不明瞭でしたし、こんな非常事態で退会違約金を25,000円満額取られることに、到底納得ゆくはずないですから。
あとは請求書が届いたら本部とやりとりし、納得できる金額になってから支払おうと心に決めました。

②間に合わなかった6月退会と取れない予約

「6月分の休会・解約手続きについてはLAVA公式サイトから様式をダウンロードし、5/15までに店舗に送付してください」
そんなイレギュラーな対応をわたしが知ったのは5/15でした。
実際には5/9に届いていたメールで最初に通知されていたらしいのですが、それにしても短期間でやれという話ですし、URLをいくつも経由してようやくたどり着いた人にしかわからない場所にその重要な連絡事項は書かれてありました。
郵送。なぜ、これほどの事態に至って郵送なのでしょうか。

もう6月解約は間に合わない。また月会費が請求されてしまいます。
損しないためには、レッスンを受講するほかないという状況。
しかし、緊急事態宣言が解除されたといってもまだまだ感染者の出続けている中で、安心してホットヨガを継続できるわけありません。
自分が無自覚感染者である可能性だってあるのです。

さらに、営業再開とは言ってもレッスンが日に数回しか設定されておりません。最初からこんなスッカスカなタイムスケジュールのスタジオであったならば、いったい誰が入会したでしょうか?
契約時とは異なるサービス内容になっているのに、料金だけは変わらないって、何事?

なんとか仕事の都合を調整してその限られたコマに予約を入れたところ、なんと数分後にスタジオから「予約がキャンセルされました」というメールが届きました。LAVA都合での、一方的なキャンセルです。
予約自体が、取れないんですけど……。

③IRさんの変容ぶり

しかたなく再調整したレッスン予約、今度ははじかれずに受講できました。
久しぶりのスタジオで、しかし、受付するなりIRさんに声をかけられます。

「あ、そうだ。もずくさん? なんか引き落としができなかったみたいなんですけど、何か問題でもありましたー?」

キターーー! と思いました。いかにも待ち構えていたようなよどみのない話しかたでしたから。

「あっはい、引き落としを止めたんです。休会したはずの分も引き落とされてるし、その明細もわからないし、怖くなっちゃって。それで、今月いっぱいで退会とさせてください」
わたしはきっぱりと答えました。
IRさんは少したじろぎつつ、すかさず「でも、もずくさんの場合は解約金25,000円ですね~」と滑らかに続けるのです。

ここで負けずに
「それ、自分としては納得のいかない金額ですので、請求書が届いたらそれを元に本部の方とやり取りするので、今ここではお支払いしません。納得できる金額になったら払います」
「えー?」
IRさんはたちまち不服そうな声になりました。
体験時からお世話になっていた先生でしたが、ビジネススマイルのメッキが剥がれる気配がはっきりとわかりました。でもめげない。
「Twitter見てると、減額や免除になった方もかなりいらっしゃるようなので」
きっぱりとそう言うと、IRさんは
「ネットに書いてあることはねえ……すべてが本当じゃないですから。鵜呑みにしないほうがいいですよ?」
失笑まじりの、人をばかにするような言いかたでした。

「休業してたはずの期間まで日割りにして請求される意味がわからないんです。一度も行ってないですし」
わたしが重ねて言うと、
「だって、営業したから」
小ばかにするような声で、失笑まじりに言うのです。
このコロナ禍において、政府の方針に反して営業したのはそちらの勝手な判断でしょう。
そう言い返したかったけれど、ああ、わたしこういう物言いをする先生にレッスンを受けていたんだな、というショックの方が大きくて言葉を飲みこみました。
「ヨガを通して一人でも多くの人を幸せにする」
LAVAの掲げている理念って、いったい何なのでしょう。

そんなやりとりをしつつも、レッスン後には解約届を出してくれ、わたしは記入して提出しました。もちろん本人控えも受け取りました。
「今月、最後にあと1回は来るつもりです」
「じゃあ、そのときにマットキープのロック解除をお願いしますね」
「ヨガ自体が嫌いになったわけじゃないんです。今日のレッスンもたくさん汗かけて気持ちよかったし……」
「そうですよね。こんなご時世だから仕方ないんですよね。また縁があればLAVAをよろしくお願いしますね」
そんな和やかな会話をして、その日はスタジオを後にしたんです。
これまでレッスンで気持ちよい汗を流すことができたのは本当だし、まあ料金のことについては先生自身に決定権があるわけでもないので、ここは大人の対応で後腐れなくすっきり終われたらいいな。
そんな気持ちから、ちゃんと笑顔を作って会話をして帰ったわけなのです。

後編に続きます。

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もずく
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