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Photo by
megusuri64
聞きたくもないのに(恋詩)+食べたもの
さよなら、は遠い寒さだ
祖母の庭のヒイラギがそれをよく知っている
砂利道を覆い隠して冬を連れ去る
雪片みたいにバイエルを燃やす
どうして連なりをこばむのに
ほどよい温度を保てないのか?
「予後が悪かったから
死のうとしている」
いまいちなにをいってるのか
なにをいおうとしているのか
わからないのはあなたが
限界だからか
文字だけが
ことばだけがしぐさのなかにもつ誤りについて
わたしは話がしたかった
それなのに土のしたにいる
育てられなかったいきものたちの思い出ばかり
語りたくもないのに語られる
聞きたくもないのに聞かされる
うまく、両耳で聴こえないのは
わたしが限界だからか
*
今日胃に入れたもの
朝
水
セブンイレブンのエクレア6個入り(妻と分け合って3個ずつ)
抹茶エクレア
抹茶シュークリーム
ぺラックT錠×2
ソイプロテイン
カフェラテ200cc
昼
水
からあげカレー(からあげは冷食、カレーはセブンイレブンのレトルト、お米は家から持ってきた)
コンソメスープ(ほうれん草、玉ねぎ、ソーセージ)
ぺラックT錠×2
ソイプロテイン
コーヒー130cc
夜
水
ハンバーグ(牛豚、卵、玉ねぎ)
コンソメスープ(〃)
氷結(岩手産ブルーベリー)
子供の残したサバの味噌煮(少ししょっぱくしすぎた)
ぺラックT錠×2
わたしのなかの胃袋は、わたしのなかの子供そのままの食思で、ときどき、かわいくなる。