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下流するいきもの(恋詩)



川ではない肋材と向かいあっていました。度胸もなく流れを下るたびに、なお突きあげてきたのは油断でした。足趾にはさまる砂礫のおこないをみはりながら、夜は宇宙、カイパーベルトにも雨は降ったのでしょうか。晴れた、というならいちどは

雨に打たれていたのでしょうか。シャレード、しかしまだ乾かない肩口を見送って、夕方のいきものたちは呼気にさえ気を使います。嘘でみちた集落からユーモアを夜逃げする。私の知らないあなたが、そんなひとであってくれたらさいわいです。



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