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今回もまた去年読んだ本をさらす

あけましておめでとうございます。
今回も、恒例の「昨年1年間で読んだ本をさらす」という企画を行います。

●アニメ・漫画関係
・『小説 映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』 福島直浩
 またドラえもんかよ、という話ですが。そして小説版を読みつつも、映画はまだ見ていないという謎。人間とは、必ずしも合理的な行動はとらないものですね。
・『キン肉マン 四次元殺法殺人事件』 ゆでたまご おぎぬまX
 ミステリーです。『キン肉マン』でミステリーという無茶な企画。しかもこれがきちんとおもしろかったのだから、困ってしまう。もともと『キン肉マン』には、特殊能力を持ったキャラクターが多く、それらの特質を活かした論理展開となっています。作者すげえな。
・『小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女①』 高島雄哉
 またガンダムかよ、という話ですが。まだ1巻しか読んでいないけど、アニメに忠実な印象です。アニメではわかりにくかった細かいところもフォローが入っており、アニメが好きだった人には読みやすいです。また、巻末にはオリジナルストーリーもついています(ここでは完結せず、次巻に続くようですが)。
・『マリア様がみてる(1〜6)』 今野緒雪
 全巻買ってしまった。30冊以上あるうち、まだ6冊しか読んでいませんが、女の子の世界を覗いているようで(いやらしい言い方だ)、なかなかいいです。女の子のメンタリティーも読みとっていけるのはありがたいです。この世界の「お姉さまと妹」は、男世界の「兄貴と舎弟」とは全く違います。
・『トキワ荘青春日記+まんが道』 藤子不二雄A
 トキワ荘という、伝説の漫画家たちが集まったアパートでの物語です。どこまで本当のことなのかはわかりませんが、日記形式で書かれていて、彼らの生活が想像できます。楽しそうです。実際、楽しかっただろうなあ。

●英語関係
・『世界一わかりやすい英語の勉強法』 関正生
 英語教育のカリスマ、関先生の著作です。英語の勉強法をかなり具体的に教えてくれています。
・『世界一わかりやすい英文法の授業』 関正生
 こちらも関先生の著作です。みなさん、学校で習った、「will」と「be going to」の違いってわかります? どちらも未来形で「〜するつもりだ」などと訳しますよね。そう習いましたよね。でも関先生によると、willは何がなんでもやり遂げるという強い意志を表し、be going toは単なる予定なんだそうです。
・『その英語、本当にあってる? ネイティブならこう答えます』 Kevin‘s English Room
 YouTuberの3人組による本です。彼らの動画は3人の若者が英語と日本語に関する話をしていて、かなりおもしろいです。3人の仲のよさが画面から伝わってくるのも好印象です。ところでKevin氏によると、be going toは確かに予定を表すけど、willは、「漠然としている」「予定が未定で終わりそう」とのことでした。関先生とは言っていることが違うぞ。どっちが正しいんだろう。

●今さらハリー・ポッター
・『ハリー・ポッターと賢者の石』 J.K.ローリング
・『ハリー・ポッターと秘密の部屋』 J.K.ローリング
 今になってハリー・ポッターシリーズを読み始めました。映画も途中までしか見ていない状態なんですけどね。1冊につき数百ページあって長いので、そうスムーズには読み進められていませんので、まだ2冊目までです。今は3冊目を読んでいるところです。ファンタジーの世界設定の紹介や、キャラクターの紹介のやり方も、参考になりそうです。

●こういうまじめな本も読んだよ
・『もう時効だから、すべて話そうか 重大事件ここだけの話』 一橋文哉
 事件記者が、これまでにさまざまな事件を取材していた経験を描いた本です。わたしが子どものころのグリコ森永事件に関する章なんか、特におもしろかったですね。でもこの本、ネットではあまり評判がよろしくないご様子です。
・『新装版 墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便』 飯塚訓
 もう40年くらい前になる、日本航空123便墜落事故に関する本です。事故の詳細を書いたものではなく、犠牲になった方々の身元を確認するために奮闘した警察官の体験が書かれています。かなり壮絶なドラマが展開されています。

●小説作法の本も、例えばこういうのを
・『アウトラインから書く小説再入門 なぜ、自由に書いたら行き詰まるのか?』 K.M.ワイランド
・『キャラクターからつくる物語創作再入門――「キャラクターアーク」で読者の心をつかむ』 K.M.ワイランド
 長年(アマチュアで)小説を書いてきて、アウトラインという言葉なんか全然知りませんでしたが、この本で学ぶことができました。画像の本は、これの創作用ノートです。こういう本、たくさんあって「どれを読んでも同じだ」「こんな理屈なんかより、実践あるのみだ」なんていう人もいますが、理屈と実践を兼ね備えたほうがいいと思いませんかね。理屈を無視する理由もないでしょう。それに、どれを読んでも同じっていうことはありませんよ。むしろ、どれも同じだったら助かります。決まったことをやっていればいいんですから。本によってやり方が違うので、自分に合うやり方を選ぶ必要があります。

●ほかにも、こんな本を読んだよ
・『週に一度クラスメイトを買う話 〜ふたりの時間、言い訳の五千円〜』 羽田宇佐
 やっぱり読まずにいられない、百合小説。クラスメイトに、お金を払っていろいろとやってもらうという内容です。少しエッチです。少し、というのがいいですね。2人の心の揺れうごきも描写されていて、いいですよ。YouTubeに上げられている宣伝動画では、ガンダムのスレッタとミオリネの声優がメインの2人の声を担当しており、狙ったとしか思えないキャスティングです。ちなみに、全く関係ないですが、ほかの作品では虹ヶ咲の侑と歩夢がメインの2人の声優となっており、ラブライブ!ファンは盛り上がっております。
・『帰ってきた生協の白石さん』 白石昌則
 18年ぶりに、あの男が帰ってきました。かつて、話題になった生協職員です。学生からの質問に対し、ユーモアと温かさのある返答をして話題と人気をさらった彼が、再び本になりました。今回も、おもしろいですよ。白石さんのキャラクター、やっぱりすごいです。
・『変な家』 雨穴
 YouTuberの雨穴氏によるミステリーです。映画も公開されるようですね。YouTubeで同タイトルの動画がありますが、その時点でとてもおもしろいです。この本は、さらに動画の内容の続きまで書かれており、一気に読んでしまえます。雨穴氏は、さらに『変な絵』『変な家2』という著作も出版されています。今年に入って、早速この2冊も読ませていただきましたよ。やっぱりミステリーには名探偵って必要ですね。

 そんなわけで、去年も月に10冊、年間120冊読むという目標を達成いたしました。
 今年も同じ目標で、いろいろと読もうと思います。


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