砂の味
古い記憶から順に書こう✏️
と思い記憶を辿っていると自分の奇異な行動について思い出しました。
緘黙とあまり関係無いのですが、折角なので書き留めておこうと思います。
それは幼稚園年少時の記憶です。
幼稚園のブランコ側に小さな鉄棒がありました。
私はその付近に座って、よく砂を食べていた記憶があります。多量ではなく、少量ではあるのですが・・・。
人が見ていない時にサッと食べていました。
そしてそこに座っていると、物置が見えました。その物置の隅に黄色い小さなお花が咲いていました。
そこに咲く、その小さな花も見つけては食べていました。
年長の頃は食べていなかったと記憶しています。
思い出せるのは、お母さんがお迎えに来てそれを待っている場面です。
先生はいつも、お母さんへ長話をしていました。きっと言う事が沢山あったのでしょう。
その間砂を食べていました。
お母さんが私の元へやってくるとピタッと食べるのを止めていました。
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食物以外を摂取することを専門用語で【異食】と表現します。
異食症
少なくとも1ヵ月間にわたり、非栄養的非食用物質を持続して食べること。
異食行動を続けてしまう原因には
・保護者のネグレクトなどによる空腹感から
・ストレスをため込みやすい性格をもっており、その発散方法として
の二点が考えられます。
私はネグレクトや虐待は受けていません💦
なので異食行動の原因は単にストレスであると考えられます。
私は幼いながらにストレスを感じていたのでしょうね。
《先生に自分の孤独な様子が母に吹き込まれる》
《この場に1人でいる事が耐え難い》
という理由からだったのかな、と振り返ります。
私は砂の味を『ジャリジャリしてるだけ。おいしくない。』と感じていて、決して好きで食べていたわけではありません。
そして私は昔から人の目を過剰に気にするタイプで孤独な状況に敏感でした。
【手持ち無沙汰=暇 =遊ぶ相手がいない=孤独】
というストレスをどう対処していいのかわからなかったのです。
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先程、砂や花を食べることは幼稚園年長時には治っていたと書きました。
しかし自分の人生を振り返ると、
4年前も異食していた事を思い出しました。
その時は氷を食べ続けていました。仕事から帰るとガリガリかじっていましたね。、
所謂氷食症です。1日に2皿は食べていました。
当時のストレスとしては、
引っ越し+新生活+転職 が重なっていました。
あの時もそれなりにしんどかったな、と思い出します。環境の変化に敏感なんです。慣れるまでにとても時間がかかるタイプなので。。。
過去の自分の行動の意味を振り返ると、
自分の特性について改めてよく知る事ができますね。
自分はストレス脆弱傾向にあるのだな、手持ち無沙汰が苦手なのだな、という点を覚えておこうと思います。
時間がある時に、過去の自分の行動の意味を振り返ると様々な事が見えてくるかもしれません。