黒アイライナー炎上から見る世代の差、流行の変異

こんにちは、もよです。流行の加速が目まぐるしいことについて考えたことを発表しようと思います。

今年1月のことです。90年生まれはまだ30代。若いよ!?と心の中で叫びました。Twitterの美容界隈でとあるツイートが炎上したことがきっかけです。

もう1月末の件で誰も話題にしてないかもしれないですが、30代の女性の方が、黒のリキッドアイライナー(他の指摘もありましたが特にこちらが取り挙げられました)が古いという主旨の発言をし、反発を受けていました。

「別にリキッドアイライナーを使ってても良くない?」
「使い方次第で新しくなるよ!」
「韓ドルのaespaを見なよ!最新メイクでも黒ライナー使ってるよ!」←注目!!

以上の様な指摘がなされたのですが、私は結構ヒヤヒヤしました。

もしかして、世代によって認識が食い違っているのでは、さらに言うなら20代と30代という近い世代でも大きな差が生まれているのでは、と思ったのです。

発言主がイメージしていたのは、彼女と同じような30代のママさんでした。その方たちが慣れ親しんだメイクは2000年初頭の姉系orギャル系、つまり茶髪・黒マスカラ・黒ライナーの囲み目・細い眉毛です。

しかし反論に挙げられていたaespaは90年代と00年代ファッションを身にまとった10代〜20代に人気の韓国アイドルグループ。彼女たちは黒ライナーと囲み目をスタイリッシュにまとい、若者のメイクに影響を与えています。

発言主も想定していなかったでしょう。自分達の世代の流行がまさかもうリバイバルされて、黒ライナーが古くない時代が来ているなんて。

私も80年代、90年代のデザインや音楽がリバイバルしていたことは知っておりました。だけど、まさか1年も経たないうちに00年代も流行として戻ってくるとは…aespaのMVを見てびっくりしました。


20代の私は、一年前に40代の両親が80年代のリバイバルファッションを見て「懐かしいなあ。流行は繰り返すんだね。」という言葉を聞きました。


でも、もう今年の30代は自分たちが流行を担っていた頃のリバイバルを見ています。

30代って全然若いのに、時代遅れになって「最新メイクを理解していない」とより若い世代に言われる現象が起きているのです。

時代の加速度が大きいというのか、何でもリバイバルしては時代遅れになって、ぼーっとしていたら流行に置いていかれちゃうんですね。もしかしたら、私を含めて今の20代は、過去の時代を「消費」しているだけなのかもしれません。今の時代は自力でトレンドを作るどころか、〇〇年代風を消費し続けているように思いました。

ここまでSNSを見て20代の筆者が感じた違和感について綴ってきました。今までは若者が文化を作り、その時代のアイコンを摂取して流行を作り上げてきたように思います。ヒッピーだってオリーブ少女だってギャルだって、その時代のマインドや空気を反映させて登場してきたのです。

じゃあ、私達(20代)の世代は、自分たちで流行を作れているのでしょうか。作れなくてもいいという方もおられるかもしれませんが、私にはどうしても違和感が拭えないのです。文化の衰退、もしくは若者の衰退のような危機感があります。答えができ次第、加筆しようと思います。ここまでお読みいただき有難うございました。




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