Udemyコース販売戦略に関する考察
2023/3/5現在、以下2講座をUdemyでリリースしている。NFT教材(上の方)はそこそこの売れ行きで、平均すると2名購入/日程度。AI教材は、リリース後1週間。販売実績はほぼない状態だが、感触として、売れなさそうなスタート。AI教材は、結構な自信作だったのだが、想定外だ。
この2講座の制作・販売経緯の振り返りと比較から、Udemy販売戦略に関して考察し、今後のUdemy(仮)戦略を立てた。今後Udemy教材を出品する方は、少しばかり参考になるのではないだろうか。まあ、知らんけど。
※AI教材(下の方)の無料クーポンコードは【AAAIII】です。100名限定、期限2023/3/27ですが、もしよろしければどうそ。
まず、それぞれの教材について、作成と販売の簡単な経緯について紹介する。
NFTアートをPythonで作成するチュートリアルの作成と販売の経緯
箇条書きでザっと思い出してみると、以下の経緯だ。
教材テーマについては、事前に練ったわけではなかった。
ちょっとしたキッカケで、NFTアートを作成・公開してみた経緯を踏まえ、せっかくなので教材としてまとめてUdemyでリリース。
コースの制作時間は、おおよそ100時間程度。
コースの動画時間は、2時間程度。
定価は、3600円に設定。この程度の価値だと思った。
その後、NoteやTwitterで、何度か、教材の見どころを発信。
Udemyセールの際に、ぽつぽつ売れた。
100件ほど売れ、なかなか評価も高く、Udemy Businessのコースとして選出。
ビジネスにはあまり関係ないはずの本講座が、Udemy Business上で、毎日1件ずつくらい売れてる。
ビジネスパーソン向けAI・機械学習教材の作成と販売の経緯
一方、AI教材の方は、以下の経緯だ。
自分の知識と市場の需要を考えて、ビジネスマン向けAIというテーマを設定。
かなり気合いを入れて、コース制作に200時間程度かけた。
結果として、コースの動画時間は、3時間程度。
完成時、なかなかの出来栄えだと、自己納得。
定価は、10000円に設定。
リリース後、1作目の「NFT教材」を購入いただいた方に、感謝の無料クーポン配布。
リリース後、1週間ほどたったが、無料クーポン利用で15本ほどコース登録あり。
2講座の制作・販売経緯振り返りと、両者の比較から考えたこと
NFT教材は、特に何も考えずリリースした。2023/3/5時点で280名ほどの方々に、ご購入いただいている。一方、AI講座の方は、テーマをじっくり考えて、時間をかけて制作し、完成した教材の質も高いと自負。しかしながら、現状、売れる気配があまりしない。2講座を比較しながら、なぜこのような事態になっているかを考えてみた。
Udemy内検索キーワード
AI教材の方についてだが、Udemy内検索で「AI」をキーワードに探しても、競合コースが多い。私のビジネスマン向けAI講座が表示されるには、数ページ目だ。なかなか見つけられない。一方で、NFT教材は、NFTで検索すると、1ページ目にヒットする。
許容されるコース時間
AI教材は、コース時間が3時間。冷静に振り返ると、時間なげーだろと思う。3時間なんて、かなり期待できるコースと判断できる場合にしか、購入しない長さだ。今更、気づく。
NFT教材のコース時間は、キリキリ耐えられる時間で、この長さが2時間程度ということかと推測。もっと、コンテンツを凝縮、シェイプアップし、さらに短い方がよいのかもしれない。
コンパクトな教材による検証
さらに、AI教材の方は、コース制作時間を200時間かけたからこそ、売れないことに対する失望感が強い。NFTは、100時間程度かかったが、比較的ライトに制作した。
何が当たる関わらない現時点の私にとっては、1本1本をボリューミーにするのではなく、コンパクトな教材を積み重ね、市場が求めるコンテンツや、販
売戦略の基本を学ぶべきなのかもしれない。
コース購入時の流入経路
AI教材、NFT教材に共通していることだが、販売数のほとんどが、Udemyへアクセス→Udemy内検索によって購入に至っている。私自身が、NoteやTwitterで告知するも、その告知リンクから購入に至るケースはごくごく少量。Udemy内検索でヒットさせるような販売設計は重要。
とはいえ、制作者の告知リンクから購入に至った場合、Udemyから制作者へのコース利益額の配分は高まる。自分自身のコースを売る力をつけたいと思うので、細々とでもPRを継続することも重要と感じる。
とはいえ、PRするのには時間がかかる。ブログ1本書くのも大変だ。コース制作とコースPRそれぞれに、どの程度時間配分するかは、いくら考えても答えは見えない。むしろ、両方を効率的に平行して進める工夫を考える方が建設的だ。
Udemyセールとの向き合い方
AI教材、NFT教材に共通する気づきが、もう1つある。Udemyセール中しか、ほぼ購入されない。というのも、私自身Udemyの一般的な教材の定価は高く感じている。私自身もセール中にしか購入したことがない。私だけでなく、世間一般的に、そうなのかもしれない。
この状況下で売上アップさせる販売アイデアは、安易に考えると、「定価を高く設定し、セール期間中にお得感を出す」「セール外でも購入しやすいように、定価を低く設定」あたりだろうか。
「定価を高く設定し、セール期間中にお得感を出す」の場合、セール外に購入される方もいらっしゃるので、定価水準の品質を満たすコース制作が大前提の大前提。この前提において、セール期間中にしか売れないというのは、販売力が伴っておらず、売上を最大化できていない事態であるとも考えられる。
一方で、「セール外でも購入しやすいように、定価を低く設定」は、セール期間外の購入の可能性が上がるし、セール期間中の購入でも値引き率が小さい。考えられるデメリットは、「セール期間中のお得感のなさ」「低下が低い事から想起される品質の悪さ。つまり、安かろう悪かろうの印象」だろうか。
しかしながら、購入者が、自分の欲しい教材を検索によって発見し、「教材の定価が安いから」「お得感がないから」という理由で購入を見送るとは考えづらい。
結論
仮説に次ぐ仮説で、なんら保証はない見解を述べたが、暫定戦略として、以下の考えのもと今後コース制作を進めていこうと思う。
教材テーマがニッチ過ぎない水準で、1ページ目で検索にヒットするようにテーマを選定。
価格を安く、Udemyセール期間外での購入も目指す。(今のところこんな講師はいないが、なかなかアリな仮説では?)
コースの時間は短く、制作コストをかけすぎず、コンスタントに良い教材を数多く作る。3時間コースより、30分コースを6本、というイメージ。
内容を凝縮させる。凝縮させるためにそぎ落としたコンテンツで、PRする。これによって、コース制作とPRを両立。PRの内容より、教材コンテンツの方が高品質となるので、購入者の満足にもつながる。
2講座しかリリースしていない経験に基づく、ちょっとした仮説にすぎないが、参考になれば幸いだ。いくつか新作をリリースして、何かまた気づきを得たら、記事執筆しようと思う。
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