辛みは痛み。痛みなら楽しめるってワケ

昔からずっと辛いものが苦手だったんですが、最近辛いものが平気になってきました。前までは何なら兵器だと思ってた。
けど今となってはなんなら辛い物を積極的に摂取してる。
外出時にカレーも選択肢に入るようになったし、コンビニ飯に飽きてたけど一気に食べたことのない商品に手が伸びるようになった。
いいことだわぁ。からいもの万歳。汗かくのはあんまりよくないけど、寒いうちはいいね。あったまるし。

そもそもなんで嫌だったかっていうと、辛みがこう、おいしい味として認識できてなかったのよね。多分。
おいしいけど辛いわこれ!みたいなのはあったから、おいしい味+理解できない辛みみたいに思ってた。辛すぎるものに関してはおいしいとかじゃなくてこれ辛いじゃん…ってなってた。
けど今や悟った。

辛みは痛みなのよ。辛みは痛覚みたいな話は聞いたことあったけど、言うても味なわけでしょ奥さん…何言うてまんのん…って思ってた。
いやこれ辛みは痛みです。味とは別。味は味で楽しめばいいのよ。
からいものグルメの楽しみ方は、味+匂い+見た目+痛みなわけよ。

完全に勝った。だって痛みは一種のエンタメだから。
エンタメなら口に入っても平気。エンタメなら兵器でも平気。
辛(から)いねぇ。辛(つら)いねぇ。でキャッキャ出来る。
顔真っ赤にしながら猿のおもちゃみたいに手を叩ける。
だって痛いだけだから。痛さは楽しめる。献血と同じ!エンタメ!

痛みってね。本能に訴えかける避けがたいスリルなんすよ。それにね、痛いから平気だとしても感じはするわけ。ジェットコースターとかホラー系って感じなくなっちゃうのよね。
ふーんこんなもんね。ってなる。なるし、これくらいは怖くない。ってなる。
けど痛みは慣れてても痛いは痛いじゃん。
我慢できるし、鈍くなるだけで。痛いじゃん。そこがいいよね。
辛いの平気っていう人そうとう鈍くなってるんだと思うけど、たぶん感じてはいるわけ。痛みだから。注射って平気になるけどまぁ痛くはあるじゃん。それと同じ。集中すればなお痛いし。なれても変わらず摂取できる感覚。
尊い。痛み尊い。過剰なのは嫌だけど。

ここが違う。絶叫とかホラーとかは恐怖だから図太くなれば平気だけどさ…
痛みはしゃーねーじゃん。直で来るやつだから。皮膚になんか刺さったら痛いじゃん!皮膚擦れただけで痛いんだから!ありがとう!!!
食事中ニューロンが刺激されることって最近あんまりなかったけど、否応なしに体が食事に反応している。だって痛いから!助かる!
若返りを感じる。時間がゆっくりと流れている。新しい経験!

そのうち激辛ペヤングに挑みたい。
食べ物じゃなくて痛いパーティグッズと思えば行けるかもしれない。
自分の可能性。新しい到達点。見たことのない高みに…。楽しみ。

気が付いたばかりに…さ。辛みが痛みって気が付いたばかりにさ…
食事に愉悦が増えちまった…痛みだから愉しめちまうってワケ…!
あー大人だわ。アダルトな楽しみ方だわ。
アダルティな味覚を持った大人だわ…。ごめんなみんな…俺先に行く。
人間としてまた成長しちまう。好き嫌いで人を困らせない最強の大人だ…

今後「あー…でも辛いからなぁ。とかこのカレーって辛いですか?」
とか輪を乱すこと言わなくていいし、バカみたいなこと聞かなくてもよくなった。つまりこれってさ…完全無欠…!なわけよ。
「辛いの平気?」って聞かれたら「痛み嬉しい」って返せる。
「辛いの好き?」って聞かれたら「痛みは喜び」って返せる。
「辛いの無理」っていう人がいたら「痛みは尊いよ?」って言える。
あー…完璧だわぁ…。

あとはキノコかぁ。

あとキノコ克服したらグルメ会のアルテメットシィングになれる。好き嫌いのない完全無欠な存在になれる…!

キノコ…軸洗って待ってな…

意味わからん軸で克服してやるよ……

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