【営業マン日記#76】
こんばんわ
もうあと数日で今年度が終わります。
3月末が決算の企業は多いと思いますが、弊社もそのうちの一つです。
私たち営業マンは個人個人で、年間の起算月があり、私は
3月〜2月末のため、正直会社の決算の時期はどうでもいいのですが、
建築業界では、会社の利益として、数字が上がるのは
厳密には完工がベースになります。
いくら契約を取ろうが、完了しないとお支払いいただけず、
売り上げに上がらないからです。
そのため、私の1個の現場も、年度内完工必須で会社からは
いわれていました。
築年数100年以上、詳細不明の古民家だったため、
去年の11月中頃に着工しましたが、柱の腐朽や、土台の腐朽が
随所に見られ、躯体補強にだいぶ時間がかかり、
想定工期よりもだいぶ時間がかかりそうな感じでした。
普段であれば、お客様に前振りはしているので、
工期を伸ばして、完工させますが、今回はそうはいかず・・・
仕上げで業者を一斉に手配し、
向こうではクロスを貼り、こちらでは棟梁がまだ木工事をして、
電気屋はダウンライトを取り付け、水道屋はキッチンを接続し・・・
現場がめちゃめちゃになる始末です。
これができないとあれができないということが多く、
どうやっても完璧な状態での完工ができず、
年度をまたぐ結果になりそうです。
お客様には事前説明をしたうえで、快くご承諾いただき、
実際にはもう少し続けて工事に入らせていただきますが、
できていないところを明確にし書面を残し、
これは何日までに終わらせると言う取り決めをしたうえで、
最終金額をお支払いしていただくことで、年度内での完工を
完了できるようになりました。
相変わらず、私はお客様に恵まれていると実感します。
もちろん大変な現場で、労力もそれなりにかかっていますが、
それはお客様には関係のないことです。
御施主様と、業者はあくまでも対等な立場です。
もちつもたれつやっていくことが大事ですよね。
ホテル時代、
特にホテルは、ホテルマンはお客様が一番で、ホテルマンは奴隷(主観)の
ような感じでした。
なんでも屋さんですからね。
それを経て今の仕事をしていると、
あくまでもお客様はお金を払って仕事を依頼し、
業者はお金をもらって施工するという至極普通な流れです;
立場が上とか、下とかは全く関係ありません。
このありがたさは忘れてはいけないと思いながら、
仕事を続けていきます。
以上