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マンガの感想①:前世に囚われた世界で自分自身の未来を手繰る「懲役339年」

こんにちは。もやしばです。
noteを作っただけで満足する現象(?)が1か月以上続きましたが、
ようやくモチベーションが出てきたので、書いていこうと思います。

今回感想を書こうと思う作品は、伊勢ともか先生の「懲役339年」です。

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【あらすじ】
ある国で人々は「」と「経典」は絶対の存在として崇めていた。経典には神の教えが全て記されているとされ、その教えの通り、「人は魂の輪廻を
経て現世に生まれ変わる」と人々は信じていた。現世での生活は全て
前世」の自分の功績や罪過、地位によって決まるものだと信じていた。

そんな国でハロー・アヒンサーという男が、多くの人の血を流して国を不幸に陥れた大罪人として、懲役339年を言い渡された。
彼はその懲役を全うできずに獄中で亡くなった。

初代ハローの死の直後、彼の生まれ変わりとなる人間の捜索が始まり、
彼と同じ見た目の特徴を持つ赤子が見つかった。
その赤ん坊は初代ハローの魂を引き継いだ生まれ変わりであり、生まれながらにして彼と同じ大罪人として背負った罪を償う運命として、
生後すぐ2代目ハローとして収監された。

彼を担当する新人刑務官アーロック・ベルマークは子供である彼を見ているうちにある疑いを思い浮かべるようになる。
「彼には罪を犯した記憶もないのに何を償うために刑務所にいるのか?」
「彼は本当にハロー・アヒンサーの前世を持つ生まれ変わりなのか?」と。つまりそれは「本当は前世など存在してないのではないか」という
経典そのものへの恐ろしい疑念へと繋がるものだった。

その後刑務所長となったアーロックは3代目ハロ―も見届けた後、
自身の持つこの国のあり方に対する疑念が確信へと変わった彼は
自身の確信と意思を手記に記した。

そして、このア―ロックの残した手記と「ハロー・アヒンサ―」が
人々と国そのものを揺るがす大きな騒動を起こすこととなる。


【感想】
この作品は全4巻ということでそこまで長い作品ではないですが、テ―マである「神」や「罪」、「前世」を基にしたストーリーの内容やラストに至るまでの展開が内容濃く描かれていて感動しました。
罪を償うとは何か。自分が信じるべきものは何か。
そういったことを考えさせられる作品でした。

また、登場人物も主人公やその仲間、ヒ―ル含めて全員が自分の信じる何かや実現したい目的に向かって行動しており、作品の内容をより一層深めていると感じました。

自分の性格上、過去にやらかしてしまったことや過ちを思い出して後悔することがよくあります。その度にネガティブな気持ちになったりするので
あまり過去のことは思い出さないようにしています。
でも、この作品を読んだ後、過去の行動を後悔するおかげで、自身の行動を省みたり、過ちを償ったり、未来につながる何かを見つけることができるのではと思って、
「後悔することが全てネガティブではないんだ」と考えることができました。

あと、とにかく読み始めると絶対最後まで読みたくなる作品なので、
知らなかった人、読んだことなかった人は是非読んでほしいです!!

ということで好きなマンガの感想を初めて書いてみました。
とても浅い内容になっちゃいましたが、、、
これからも好きなマンガについて感想とか書いていこうかなと思います。
ありがとうございました。


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