〜地元は刺激的〜 2024/11/13
私は大学で地元を出て、4年間生まれた土地ではない場所で過ごした。
そして、今は再び地元で過ごしている。
一度地元を離れて思ったこと、地元は刺激的過ぎる
どこを歩いていてもどこを走っていても色んな所に思い出がある
ただその土地で過ごしただけなのに、過ごした時間が長過ぎて
土地そのものに思い出がありすぎる
家の周りを歩いてて、新しい建物が立っている
そこに元々あった飲食店で昔友達とご飯食べたっけ
車で走っていると、大通りでふと思い出す
高校生の頃遠回りしてわざわざこの道通ったっけ
少し遠くにある公園、久しぶりに行って思い出す
昔おじいちゃんによく連れてきてもらったっけ
部屋の窓からの景色で思い出す
遠くに見えるあの山まで友達とチャリで行ったっけ
どこを見ててもどこに行ってても色んな思い出が溢れ出る
ずっと残したい思い出も触れたくない嫌な思い出も
否応なく全て思い出してしまう
だから地元は刺激的だ
目新しいものは全くない
あるとしても新しく出来たチェーン店くらい
利便性すらも全くない
駅は遠いし電車は1時間に2本くらい
ここで過ごすのはつまらない
もっと良い場所に住んでいたい
そういうことは常に思ってる
つまらない地元からはすぐに出ていきたい
そんなことを思っていても体が勝手に思い出に浸る
そこであった全てを思い出し、勝手に心の刺激となる
そんなに刺激されると疲れる
住みなれた土地だけど落ち着かない
思い出がない土地じゃないと落ち着かない
でも、住めば勝手に思い出ができてしまう
一人暮らしを始めた時は慣れない土地で大変だった
でも、思い出はなかったから新鮮だったし落ち着いた
大学時代に住んでたところは思い出が全然なくてよかったけど
多分今また住んだら思い出だらけで住みにくくなってるんだろうな
初めて住む土地は大変だけど思い出がない分落ち着きやすい
住み慣れた土地は楽だけど思い出がある分落ち着かない
色んな土地に住むたびに落ち着く土地を世界から削り取ってるような気がする
記憶っていうのは時に人を苦しめる
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