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【映画感想】キャプテン・アメリカ:ブレイブニューワールドを観てきた!【久々最高MCU】

 2/14に公開された映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブニューワールド』を観てきました!

 最近「ちょっとこれはどうなの……」という映画が続いていた印象のあるMCU、期待と不安を抱えながら映画のチケットを買う。

 正直、今回の映画が微妙だったらもう映画館に足を運ぶのはやめてディズニープラスで追って行こうかなと思っていた。そのくらい、俺の中のMCUへの熱は下がってきていた。

 そんな中で観た今回のキャプテン・アメリカ。


 もう最高だった。「純粋に面白い!」「あの頃のMCUの感じが戻ってきた!」と明確に思える作品でした。マジでよかった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

 この熱が冷めないうちに、パッションに指を動かされながら感想を書きます。


※軽いネタバレを含む可能性があります。まだ観ていない方、ご注意を※



・バキ翼から描かれていたサムの葛藤と象徴の意味

 今回の映画はディズニープラスで配信されている『ファルコン&ウィンターソルジャー』の数ヶ月後の話になる。このドラマの最終話で正式にキャプテン・アメリカとなったサムがちゃんとキャップとして活動していて、その時点で良いなぁと思った。

 ドラマの中で自分がキャプテン・アメリカとして相応しいか、皆がそれを認めるかということを葛藤していたサムがしっかりとキャプテン・アメリカとして認知されて、サム自身も自分の役目を理解して活動しているのが感慨深いですね。

 キャプテン・アメリカになったからといって誰かの言いなりにはならず、常に正しい道を行こうとする。そういうヒーローとしての気持ちを持ち合わせつつ、とにかく何でもかんでも強行するわけではなくしっかりと対話を大事にするというサムの姿勢は、スティーブとは異なるけれどしっかりとキャップとしての使命を全うしていて、明確に「時代が変わったな」と感じた。

 この映画を見ればもう、キャプテン・アメリカ=スティーブ・ロジャースという固定観念は完全に崩れ去ることでしょう。


・バディ、ムードメーカー、一服の清涼剤、ホアキンくん

 ドラマに初登場し、今回の映画で二代目ファルコンとなったホアキンくん。

バディ!

 作中を通してサムのサポート・バディとして活躍していた。やっぱりバディっていいですよね。過去にもスティーブ&サム、トニー&ローズといった名バディがいたけれど、サムがホアキンを信じて頼りにしているところがそれらのバディを彷彿とさせましたね。

 あと、ホアキンのお調子者の感じとかずっと喋ってる感じとかヤングな感じとか、公式が狙ってそうしてるのかは分からないけどめちゃめちゃピーター(トムホ)に似てると思った。「ピーターも若くてお調子者で、よくトニーに注意されたりシビル・ウォーではサムに絡んだりもしてたなぁ」と思いながら観てたけど、

 よく考えたら、サムってもうピーターのこと覚えてないんでしたね。それを思い出してからとても悲しい気持ちになった。ピーターのこと覚えてたら、サムはきっと「お前みたいに無駄口の多いクイーンズ出身のガキを知ってるよ」とか言うんだろうな。

 悲しい。


・ルース(シーラ・ハース)、可愛すぎる

今回初登場、ルース・バット・セラフ

 この映画で初めて登場する元ウィドウのアメリカ政府のエージェント、ルース・バット・セラフ。小柄ながらもサムにも大統領にも物怖じしない強気な性格で、元ウィドウであることを裏付ける優れた戦闘力・情報収集能力・洞察力を見せてくれました。

 このルースさん、めっちゃ好き。超美人だし芯を持ってて戦闘的にも精神的にも強くて素敵。気の強い女性ってカッコよくていいですよね。

 ルース役のシーラ・ハースという女優さんは存じ上げなかったのですが、これからシーラ・ハースさんが出てる作品を観たいと思います。あまりにも可愛くて俺の好みにドストライクだったので。


・日本、“ガチ”強気

尾崎首相・キャップ・ロス

 映画の中で国同士の政治的な対立・取引というのがかなり描写されてたんだけど、日本の尾崎首相が強気すぎてビビった。大国アメリカのロス大統領にも全然物怖じしないし、「アメリカ人から見た日本もしくはそのイメージって、こんな感じなの!?」ってビビってしまった。

 自衛隊のパイロットから「アメリカ軍への反撃の許可を!」って言われて、「許可する(即答」って言ってたシーン、流石に即答しすぎてて面白かった。

 あと、単純に日本がフューチャーされてて嬉しかったな。ロスの思い出のソメイヨシノも出てたし、やっぱ外国の映画に自分の出身国が出てると嬉しいものですね。

 SNSで尾崎首相(フィクション)と石破首相(現実)を比べてバズ稼いでた人いたけど、お前は映画観るのとか向いてないからもう観るのやめろ。


・すみません、ハルクを何年前の映画だと思ってるんですか?

 今回の映画、まさかの『インクレディブル・ハルク』の話が結構出てきた。インクレディブル・ハルク以降今まで登場してこなかったキャラとかも登場してた。しかも、キーキャラで。

 色んな映画を見なきゃいけなくて新規が入りずらい、様々な作品が交錯してて面白い。それがMCUの呪いであり魅力の一つでもあると思っている。それはもちろん承知している。一本の映画を観るために十本以上の映画を観る必要があるとか、そんなのはザラだ。もう慣れた。

 しかし、一つ言いたい。

インクレディブル・ハルクを何年前の映画だと思ってるんですか!!!?

インクレディブル・ハルク
2008年公開

 17年前ですよ!!? 俺がDVDで観たのは小学生の時ですよ!?

 しかも、今まで続編とかの音沙汰もなくMCUを気軽に追いたいと思った時に真っ先に「比較的観なくてもよい」切り捨てられていた作品ですよ。それの知識を2025年の今になって求めてくるなんて、流石に酷ですよ。

 俺もMCUの作品は全て追っていてドラマもしっかり観てるけど、正直インクレディブル・ハルクの知識はほとんど残っちゃいないですよ。ハルクの知識なんて、

 ハルクとアボミネーションが大暴れしてたなぁ。

 ロス長官とハルクに因縁? あった気もするなぁ。

 ミスターブルー? 誰だっけ?

 ロスの娘のベティ? なんかあったっけ?

 マジでこのレベルしか覚えてない。申し訳ないけど、10年以上前に見た映画の記憶なんてこんなものです。

 それを今になって「ご存じだよね?」みたいに話されても困る。今まで必死に真面目に追ってきたけど、人間の記憶というものには限界があります。MCUが新規に手厳しいのは分かってたけど、まさかこれまでのファンにもこんなに厳しいなんて、酷だよ。

 もちろん、ハルクの設定を持ってきてるからストーリーに厚みが出てるのは事実だから悪いことではないんだけどね。

 ただ、びっくりしたって話。


・CGのレベルは批判します

 これは明確に悪いところだと思いました。皆さん、私は今から批判をします。

 なんか今回の映画、CGのレベルが低くなかったですか? 今までのMARVEL作品のレベルが高かったから余計そう感じただけかもしれないけど、明確に違和感を感じた。

 サムが羽を広げるシーンとか、今まではもっと自然に見えてた気がするんだけど、今回は浮いて見えた。「作り物ですよ〜」って感じるスーツの動きだった。

 顕著に感じたのは、終盤にサムとレッドハルクが戦うシーン。大きな衝撃波で辺りの車が吹き飛んだり地面が凹んだりところどころ燃えたりしていたあのシーン。雑じゃないですか? 転がってる車はLEGOみたいにカクカクでリアルじゃないし、引きで見た時の地面も全体的にボヤッとしてて「合成だなー」って感じのシーンだった。そこがちょっと残念。

 もちろん、エンドゲームとかよりはお金はかけてないだろうし、色々しょうがないところもあるのかもだけど、直近のマーベルズのCGは良い仕上がりだったのに、なんで今回はこんな感じなの……って思った。

 なにか事情があるんでしょうか。


 以上、感想でした。モヤっとした部分はあるけど、超面白かったし、なによりこれからシリーズ全体が勢いに乗る感じがしてこれからのMCUに期待させてくれる映画だった。

 ずっとMCU追ってて良かった〜〜。そう思える作品でした!

おわり。


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