〜今も世界は動いてる〜　2024/11/03

昨日は居酒屋でお酒を飲んで、そのままカラオケで一夜を明かし、今日の朝帰ってきた。いわゆる朝帰り。不健全ですね。

昨日、めちゃめちゃ雨が降っていた。大雨警報も出ていたらしく、居酒屋の行くまでの道が冠水しているところもあった。

「何でこんな日に外に出なきゃいけないんだ」

と思いつつ、

「約束したから仕方ないかぁ」

と思いながら居酒屋に向かった。

そして、始発の電車に乗ってトボトボと歩いて帰った今日の朝。道がすごい散らかってた。

恐らく昨日の大雨の影響で道が川のようになって色んなものが流れてきてしまったのだろう。石とか苔とかミカンとか普通のゴミとか、色んなものが道に散乱していた。

何となく、「街から人がいなくなったらこんな感じになるのかな」って思った。なんというか、草やゴミが散らかってると一気に寂れてる感が出るんだよな。

俺が居酒屋で楽しく酒を飲んでカラオケで楽しく歌っている間に、この草や石やミカンやゴミは水に流されて道に投げ出され、雨が止んで水が乾いてどうしようもなくなっている。

それを見た時、「世界はしっかり動いているんだな」と思った。居酒屋でくだらない話をしている時やカラオケで喉を枯らしながら歌っている時って、屋内ってこともあってあんまり時間の流れを感じない。時間の流れを感じないからその瞬間も世界が動いているということを認識しづらくなる。

でも、一歩外に出ると雨は止んでるし道は散らかっていて雨がたくさん降って乾いた後があるし、時間の流れを感じる。俺が何も生み出さずに楽しんでいる間にも世界はちゃんと動いていたんだなって思う。

世界の動きと己の動き、世界の時間と己の時間がかけ離れるように感じる時。それは居酒屋ののちにカラオケに行った時なのかもしれない。

その時だけ、自分がこの世界から解放されたように感じる。そして、「やっぱ解放されてなかったんだ」とも感じてしまう。

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