〜リュウジ、きんに君。彼らは気付きを与える者〜 2025/02/20

 今日は生姜シロップを作った。生姜シロップは砂糖と薄切り生姜と水を煮詰めてレモン汁を少し加えればできる。ここ数日は異常に寒いので、身体の中から温まる生姜シロップは最適だ。

 お湯割りにして飲めばたちまちポカポカになる。

 まだ20代前半なのに生姜シロップとか作っちゃってる。ジジイみたい? それ、褒め言葉ね。

 元々自炊をかなりする方だけど、最近は生姜シロップとか佃煮とか浅漬けとか作り始めてて、自炊の高齢化が進んでいる。自分で言うのもなんだけど、いくとこまで行ってる感じがする。料理の技術的な話ではなく、料理への向き合い方・心的なものがいくとこまで行っている。

 Twitterで話題になっていたけど、料理研究家リュウジが世の中に与えた影響は大きい。

 私も大学生で初めて一人暮らしを始め、そこから自炊にハマっていった。自炊をするようになってからはよくリュウジの動画を見ていた。

 リュウジは良い。凝っていない料理を教えてくれるから料理へのハードルを下げてくれる上に、料理に関する豆知識を教えてくれる(玉ねぎを飴色にしたい場合はレンチンしてから炒めると良い、など)。

 間違いなく、料理を身近にし、私の自炊ライフを助けてくれた男だ。

 何かを身近にしてくれる人は偉大だと思う。自分が身につけた知識や技術、経験を素人の大衆に向けて分かりやすく解説してくれる。そういう偉大な人間だ。

 私の中で、リュウジに並ぶ偉大な人間はなかやまきんに君だ。

 なかやまきんに君は『世界で一番楽な筋トレ』というシリーズをYouTubeに投稿してくれている。この動画は筋トレの器具やノウハウがない初心者でもきんに君に教えてもらいながら一緒に筋トレができるという動画だ。

 私はこの動画のおかげで日々の運動ができている。今日もきんに君の動画で有酸素運動を行い、腕や肩を鍛えた。

 世界で一番楽というだけあって、ほとんどの筋トレが道具が要らないし、初心者でもできる動きだ。楽というのは、筋肉への負荷が比較的低いという意味もあるが、筋トレを始めるハードルを下げ、取り組みやすくなるという意味もあるのだ。

 やり始めるのも、一回だけやってみるのも、やり続けるのも、全てが楽。それがきんに君の筋トレなのだ。

 きんに君の筋トレ動画は、間違いなく筋トレへのハードルを下げ、運動というものを身近にしてくれている。

 リュウジと同じだ。リュウジはその気さくな語り口調と豆知識で料理へのハードルを下げてくれている。きんに君は専用の道具も場所も、何も持っていなくてもできる筋トレを考案することで運動へのハードルを下げてくれている。

 多くの人が億劫だと思い、無意識に遠ざけている料理や運動、それを身近に持ってきてくれる。これは偉大な行いだ。いや、身近に持ってきてくれるのではなく、彼らは料理や運動が身近にあるということに気づかせてくれているのかもしれない。

 料理も運動もこんなに身近にあるのなら、もっと他にも、たくさんのものが身近にあるのかもしれない。

 今の自分とは縁遠いと思っているもの、そう、例えば、ヨガ、ピラティス、アーチェリー、遺跡発掘、どれも一般人には関係がないものだと、みんな思ってはいないだろうか。

 案外そうではないのかもしれない。いつか片岡鶴太郎やトレジャーハンターがYouTubeを始め、気づかせてくれるかもしれない。遺跡発掘やヨガが身近にあることを。


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『藻野菜/@Moroheiya0225』

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