厄介なメタ認知
こんにちは。
moyamoyaです。
別の記事にも書きましたが、
私は現在1人の新人のOJTを担当しています。
新人の仕事のメインに、会社の固定電話を取ることが含まれているのですが、1人1台の携帯所持が当たり前の世代ということもあってか、固定電話に対する苦手意識は高いようです。
新人も苦労しているのがわかります。
私も経験した、1種の電話対応の話を。
時々、外部からかかってくる、
電話が?耳が?遠めの方の電話の対応することがあります。
なかなか伝わらないので必然的に声が大きくなるし、
相手の反応に合わせて大きくしなくてはなりません。
切電間際に、対応した者として「お名前は?」と改めて聞かれることがありますが、名乗ってもなかなか正しい名前が伝わらないことがあります。
「◯◯と申します。」と言うほか、
例えば、名前が「なかた」だとしたら、名前の一文字めを聞き間違える相手には「『なにぬねの』の『な』、なかたです。」と言ってみたり、名前の漢字を説明して伝えてみたり工夫はします。
ただ、電話口の方がご高齢そうな方だと、
説明が長くなることが逆にデメリットのときもあるので、ゆっくり、且つどんどんボリュームを上げて名乗り続けることが多くなります。
そうこうしている過程で、
自分を外側から客観的に眺めている自分
が脳裏に登場。
周りに他の社員がいるわりと静かな環境、そして
私の名前を知らない人がいない環境で、
その場に似合わない誰よりも大声で自分の名を名乗り、名前を説明し続ける
という自分の姿が、何だか滑稽に思えてくるのです。
「私、何やってるんだろう?」
と、次第に可笑しくなってきてしまいます。
ただし、仕事の真っ最中でもあるので、
引き続き必死に名前を説明しつつ、
それと同時に相手に失礼がないように、
笑いを堪えなくてはならない状況に陥ります。
ここまで繰り返し説明している状況になると、
近くの席の同僚が、同情の目でこちらを見て笑っていたりします。
私以外の社員にしてみれば、電話の相手の話は聞こえないわけで、私が1人で大声で話しているとしか見えませんから。
メタ認知の必要性はよく聞きますが
こんなときに働きだすメタ認知は、厄介でしかない
と思わされます。
念のためですが、今のところ
笑いを堪えきれなかったことはまだ無いです。
…ぎりぎり。