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【もやキャリランチ*レポ】徳田美妃さん編〜2021年3月12日

ども!レポーターのくどうです。

ゲストスピーカーをお招きし、キャリアのもやもやを共感したり触発したり、一緒に目標をつくったりする“もやきゃりランチ会”。3月12日のゲストは、学芸大学に通う大学生の徳田美妃(とくた・みさき)さん

春からはじまる就職活動を前に、やりたいことがいっぱい!それだけに「ファーストキャリアはどう選べばいいのか」とお悩みのご様子。
ランチ会当日にたまたまオンラインで集った参加者全員で、あれこれ自由に、そして無責任に徳田さんのキャリアを考えます。

まるでレオナルド・ダ・ヴィンチな“興味の比幅”

大学では音楽と教育を専攻。学芸員・社会教育主事・生涯教育と資格にも勉強にも興味があり、楽しく大学生活を送っているそう。
文系学科だが、天文、数学にも興味アリ。新型コロナウィルス感染拡大を受け断念されたものの、実はドイツ留学にもいく予定だったとか。
大学院への進学を考えている一方、青森県弘前市の出身で、地元に貢献するために教職を選ぶ道も考えています。
しかし!就職活動を始めてみたら、おもしろそうな企業がたくさん。。。

進学、教員、就職。たくさんの選択肢が見えてきたところ、興味があることが多すぎて、どんなキャリアを選んだらいいの!? ―――ということで、参加者からは、「まるでレオナルド・ダ・ヴィンチだね」というコメントが。言い得て妙!

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「新しいものを創り出す」ことが好き

参加者から「民間企業なら、どんな仕事に興味がありますか?」と質問。昔から、クリエイティブなことが好きだった、と徳田さん。ピアノでいうなら、クラシックよりジャズ。
「新しく生み出すビジネスをしている企業」がひとつの志向性のご様子。

「仕事をするうえで外せないことは?」という質問には、「自分がワクワクすること」。ワクワクしている時が、一番自分の能力を発揮できていると感じるとか。これには参加者からの共感も。

一方、緻密な作業が苦手で飽きっぽい。でも、大の苦手だった世界史が、音楽や雅楽が結びついたとたん楽しくなったとか。
点で見るとつまらないことも、広いつながりが見えると、モチベーションがあがる。「つまらないこととつまらないことを掛け算して、楽しくする能力も高いのでは?」とのコメントも。
わお!それができたら人生は無敵ですぜ、徳田さん!

とまらない好奇心のその先は…?

「探求を通じてどんなアウトプットができたら楽しいですか?」
「プロセスが楽しいの?アウトプットが楽しいの?」
という質問に、本質を突かれたと徳田さん。

「『この止まらない探求心は成果物につながるのか』よく言えば未知数だし、悪く言えば不安」。プロセスに熱中しているものの、その先が見えない不安と期待のないまぜ感が彼女のもやもやの正体なのかも。。。

「マルチポテンシャライト」という可能性

ここで、参加者から一つのアドバイス。
「ひとつのことに専心せずに、次々興味のあることに移っていく特性を持つ人」のことをマルチポテンシャライトというそうです。アドバイスをくれた男性自身もそうだと言い、「描いている理想の社会像につながるものなら、たくさんの手段を選択したいと思える人なのだろう」と解説。

確かに、日本の社会や文化は暗黙的に「人は何かに専念してやりとげ専門家になるべき」という固定概念が長くあった気がします。
今、さまざまな企業で副業やボランティアが認められるようになってきて、従来のマインドセットを持っている人も認める時代になるのではという励ましの言葉に、徳田さんも共感。
私も今度から、マルチポテンシャライトを名乗ろうっと!

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ファーストキャリアは、いっそくじ引きで!?

「何をファーストキャリアにするかは、くじ引きでどう?」というコメントに、一同も大盛り上がり。「人生ダーツの旅とかいって、3×3 Lab でイベントやってみたいね!」というコメントには、徳田さんも思わず笑います。
すると、なんと「高校生の時、大学の進学先を先生とコイントスで決めた」という参加者が。いるじゃん!

おい、オトナたち!適当なことをいうな!…と普通ならツッコミたいところですが(笑)、何を最初に選んでもキャリアはいくらでも編集できる時代になっています。
そのくらい気楽に、最初の道を選んでもいいのかもしれないですね。好奇心あふれる徳田さんなら、くじ引きのボックスが満タンになってしまいそうだけど。。。(笑)

生きる限りムシできない“稼げるか?”という視点

「やりたいことがたくさんあるなら、“金になることをやる”という選び方でもいい。迷ったら、成果が大きい方に手を出すという決め方もありかもしれない」というアドバイスも。私も、これは大共感!

実際、NPO法人でのボランティア経験を通じて、多様な人材が無償で価値を提供することに疑問があったという徳田さん。この点は、重要な視点だと共感していました。
“稼ぐ”ということは投資の選択肢もつながるし、残っていることって、お金が稼げることだったりもするよね、と。

さきほど、「探求の先にあるものって何ですか?」と質問した方からも、「何を作るかだけでなく、何を作ってお金にするか」という視点があれば、きっと選択に役に立つというお話もあり、「ここを考えると、何か見つかりそうだ」と光明が差した様子の徳田さんは、たくさん寄せられたコメントやアドバイスへの感謝で会を締めくくりました。

もやもやしながらも、楽しく、てらいなく自己開示してくれる徳田さんの姿に触発され、参加者みんながこぞってコメントする姿が印象的でした。
明るい雰囲気を持った徳田さんの魅力もさることながら、「アウトプットしたら、返ってくる。自己表現したら、誰かがコメントしてくれる」という学びが一同を席巻した、今回のもやきゃりランチ会でした。

また次回もご参加お待ちしています!

(文/工藤理恵子)

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