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【映画感想】キラキラ光る本番だけが舞台じゃないのよ【SING ネクストステージ】

ドーモ、織田牛奈(noteのすがた)(@butakichi3hide)です☆(ゝω・)vキャピ

先日映画「SING ネクストステージ」を見てまいりました。

歌のオーディションを開催し、取り壊し寸前の劇場を見事に復活させたニュー・ムーン劇場の支配人バスター・ムーン。だが、彼の夢はそれで終わらない。次に目指したのは、エンターテインメントの聖地“レッドショア・シティ”での公演だった!
バスターは仲間たちを引き連れてショービズ界の超大物、ジミー・クリスタルのところへオーディションに行き、斬新なアイデアと持ち前のハッタリで超一流劇場であるクリスタル・タワー劇場での公演の契約を取り付ける!でも、その契約には15年間、人前から姿を消している伝説のロック歌手・クレイ・キャロウェイをキャストに迎えるという条件があった。
地元の小劇場を飛び出し、途方もなく大きな舞台に立つチャンスを手にしたバスターたち。
それは、数々の困難のはじまりだった――。いま、ネクストステージに挑む彼らの、笑いと感動の物語が始まる!

https://sing-movie.jp/about.html

会社休んで月曜日の10:00から観に行ってきましたが、ほぼ貸し切り状態で非常に満足な視聴体験でございました。やれ泣き叫ぶ子供だの咳するヤツだの携帯弄るバカだのがいなくて非常に快適ですハイ

と言う訳で今回は「SING ネクストステージ」の感想です。

それではどうぞ。


カッコいいキャラクター達

この映画はキャラクターがカッコいい。下記リンクから登場人物を確認して欲しいのだが、画像の数倍はカッコいいと思ってもらっていい。

ジミー・クリスタル(オオカミ)クレイ・キャロウェイ(ライオン)が特にカッコ良くてワイの推しなのだよ。吹き替え版だとジミー・クリスタルが大塚明夫なのがまた何とも言えないわけで…ちょいシニカルみのある悪役大塚明夫良いよね。
クレイ・キャロウェイはB'zの稲葉浩志なのですが、それは後述。

そして主要キャラにいるダリウス(ウシ)がもっと悪い奴かと思ったら終わって見れば空気だったのはちょっと笑ってしまった。主要キャラとは…。


監督も演者もつらいよ

さて歌やキャラクターそして「夢をあきらめない」テーマな本作ですが、私としては裏方作業のつらさ・しんどさもよく描写されてるなと思いましたよ。

総監督のムーン(コアラ)はクレイ・キャロウェイと知り合いとハッタリかましたせいで舞台失敗=即死をオーナーから宣言されてるデスゲーム状態。更にまとまらないシナリオ・飛び入り参加してくるオーナーの娘・演者たちの各種トラブル・見つからないクレイ・キャロウェイ・オーナーからのプレッシャーetc.…見てるこっちも段々胃が痛くなってくるような気になります。

そして演者たちも大変です。上手くいかないダンスレッスン・いきなり高所恐怖症を発症・経験無い感情の演技などなど壁にぶつかります。
特にジョニー(ゴリラ)が過去の私と非常に重なって見えて何とも…出来ないもんは出来んのじゃ。

私は学生時代部活動で舞台に上がる経験が多少あるので分かるのですが、まあ裏ではトラブルばっかりですよ…。表舞台でトラブル起こさせる訳に行かないので必然的に裏で起こる訳ですけども…。

こうやって見ると舞台に上がるってのは本番だけではなくむしろ裏での頑張りがしんどいんですよね。ここで踏ん張らないと舞台が上手くいかないのはみんな理解してるはずなのですが、出来ないもんは出来んのじゃ。(二度目)

作品内では色んな解決方法を得て舞台を目指すのですが、監督だけは最後の最後まで安心できなくてハラハラさせられました。と同時にずっと胃がキリキリしてたのはナイショ。ワイも一緒にビルから投げ出されるかと思ったわ。



稲葉さんは稲葉さんだけどそこがいい

先ほども書きましたが、クレイ・キャロウェイ(ライオン)役としてB'zの稲葉浩志さんが声優として起用されております。んで映画内でどうだったかと言われますと


稲葉さん。

そのまんま稲葉さん。


いや私あまりB'zに詳しくないので普段はこんな喋り方じゃないのかもしれませんが、恐らく大多数の方が「あっ、ゲスト声優だな」と分かるレベルです。と言うより周りの「本業が声優以外の方々」が上手すぎる気もするのだが
…がそこがいい。役の設定として「伝説のミュージシャン」「妻の死後、その歌声と心を閉ざし、15年以上人前から姿を隠している」があるため、むしろ朴訥としてる点が非常にあってると思うのだ。

もっと上手く出来る声優さんはいるだろうけど、この設定での吹き替えは稲葉さんにしか出来ないだろうな。

調べるとどうも字幕版でも有名な歌手がアテレコされてるようですね。そちらも稲葉さんみたいなのだろうか…。



「取りこぼさない大団円」の難しさ

さて監督含め演者全員が何かしらの問題を抱え迎える舞台ですがちゃんと全て回収される訳です。
最近(と言うか私がチョイスした作品が悪かっただけだと思う…思いたい)だと広げるだけ広げて回収出来ませんでしたテヘペロみたいな作品も多々ある中でちゃんと問題を回収して終わらせる作品と言うのは割と稀有なんじゃないかなと観た後に思ったのだ。

そしてそういった作品は鑑賞後にモヤモヤが少なく心から「いい作品だった」と思えるのもまた良いのです。

とても良い作品でした。皆様もよろしければどうぞ。

以上、参考にされたし。


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