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『王さまのアイスクリーム』

アイスクリームがどのように誕生したのか知っていますか?
これは、まだアイスクリームがなかった頃のお話。
きむずかしい王さまのご要望は「暑い日には冷たいデザートを、寒い日にはあたたかいデザートを用意する」こと。
この無理な命令に、コック長と7人の娘たちは困りっぱなし。
そこにひとりの少年が通りかかり…。

アイスキャンディのようなものが考案されたのが16世紀ごろ、クリームアイスと呼ばれるものが作られたのは18世紀ごろ、アイスクリームにシロップをかけるアイスクリーム・サンデーができたのは19世紀の終わりだそう。
アイスクリームにちなむ童話は数多くあれど、このお話しも楽しく親しみやすい内容になっています。
挿し絵が多く、情景がイメージしやすいのも魅力。小学校にあがり、絵本から児童書へ移行する時期にぴったりです。
読み終えたあと、アイスクリームが食べたくなるかも!

フランセス・ステリット・作
土方 重巳・イラスト 光吉 夏弥・訳
対象年齢:小学1年生
ページ数:72ページ
2010年2月

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