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『オタマジャクシの尾はどこへきえた』

ウシガエルの各成長過程をイラストとともに追います。
おたまじゃくしがカエルになるのは知ってるけど、それってどんな風に?
前足はいつ出るの?どこでエラ呼吸が肺呼吸になるの?目は??などなど…
身近な生き物でも考えてみると知らないことばかり。
カエルの成長とその成長を守るために自然に目を向けることが語られます。

大人になってから読む自然科学系児童書の面白いとこ!
私はこの本を読んでいて「薄い皮膚を突き破って前足が出てきます」というあたりで興味が湧いてしまい、Youtubeで検索してしまいました。
便利な時代ですねえ。
言われてみれば、おたまじゃくしとカエルって、身体のフォルムだけでなく、目も、口も、皮膚も、呼吸も、みーんな違います。
どうしてなんでしょうね。わくわくしますね。
イラストは美しい水彩。おとぼけ顔のおたまじゃくしが立派なカエルの顔になる表情の変化も楽しめます。

1998年課題図書 緑陰指定図書
山本かずとし・文 畠中富美子・絵
ページ数:32ページ
対象年齢:小学校低学年
1997年2月

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