
アジア映画感想文2本「トワイライト・ウォリアーズ」「ヌルボムガーデン」
はい、現在公開中の映画2本をハシゴしてきました。
感想文を書こうと思います。
その日は行きつけのシネコンがサービスデーで、時間もあったので、よし2本観ちゃおうと盛り上がったのでございます。
じゃあ何を観ようかってことなのだけど、タイムテーブルの都合もあったけど、アイキャッチの「トワイライトウォリアーズ 決戦!九龍城砦」を観るのが原初の目的だったから、「ここはいっちょアジアに染まろう」ってことで、もう1本は韓国ホラー「ヌルボムガーデン」をチョイスしました。
お付き合いいただけると幸いです。
ヌルボムガーデン
まず最初に観たのが韓国ホラー「ヌルボムガーデン」。
感想をひと言で言うと、フツー。
良く言えばバランスがいいんだけど、悪く言えば突出してるところがなくて、韓国映画にしてはエネルギッシュさがやや足りない。
もっと面白くできそうな気がします、もったいない。
韓国に実在する心霊スポットを題材にしてるのだけど、映画の舞台は名前だけ借用して場所は違うらしい。
うーん、中身に関してはあまり練られてなくて、企画先行で作った感じは否めない。
ただグロい描写や痛い描写も多くなく、心霊になってしまう理由にも社会性(性の搾取)があり、何だろう「安心して見られるホラー映画」って印象。(PG 12でした)
中学生同士で観に行って「ああいうことしちゃダメだよね」って言いやすいというか。教科書的というか。
まあホラー映画というジャンルも成熟してきてるから、言葉としては矛盾するけど、マイルドなホラー作品があってもいいのかもしれません。
自分はホラー映画に刑事が出てくるのが好きなので、今回も刑事さん要素を増やして、ミスリードだって分かるんだけど、ミステリー要素も増やして欲しかったな。
ま、これは個人の好みですね。
トワイライトウォリアーズ 決戦!九龍城砦

2本目に観たのが「トワイライト〜」。
これはタイトル通り、香港アクションものなのだけど、面白かった!
ひと言で言えば、80年代少年ジャンプのノリです。
その雰囲気が好きは人は、どハマりすると思う。
まあその時代のジャンプはハリウッドや香港映画の影響を受けてるから、若い世代が先祖返り的な感じで作っている印象。
懐かしさの中にフレッシュさがある。
この映画の見どころは、なんといっても、九龍城セットの狭路でのアクション。
まあ広い場所のアクションもあるのだけど、ほとんどは狭い場所。
これがいい。
やりたいことがハッキリしてます。メイン(幹)がしっかりしてると、そこから肉付け(枝葉)していくから、大きな気持ち良い作品(木)になります。
難しい話が好きな人・考えたい人には不向きかもしれないけど、自分は楽しめました。
観た順番、ほんとよかった。。。
これ逆だったら帰り道沈んでだな。
関東中規模都市の平日昼の回でまあまあお客さんが入ってたので、話題になってるのかなあ。
パンフレットも売り切れでした。あのノリで買っちゃう人の気持ち分かります。
ただ1点ちょっとってなったのが、主人公に華がないとこ。
登場人物全員がキャラ立ってるし、仲間も敵も魅力あるのに、主人公に色気がない。
髪型が坊主頭ってのがなあ。
まあお話の都合上仕方ないのだけど、「AKIRA」っぽく中分けヘアが良かったな。
ま、これも個人の好みですね。
こっちはオススメです!