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映画【グリーンブック】名セリフ

人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の2人が旅を続けるなかで友情を深めていく姿を、実話をもとに描き、第91回アカデミー作品賞を受賞したドラマ。

グリーンブック : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

大好きなロードムービー。
マハーシャラ・アリ演じるドクター・シャーリーの気高さの中に感じる寂しさや、ドクの演奏に感動し心動かされていくトニーの友情物語は何回観ても胸に響く。
その中で特に好きなセリフを紹介したい。

(太文字が映画の中のセリフです。
セリフの紹介なので基本全てネタバレです。ご了承を。)



寂しい時は
自分から先に手を打たなきゃ


ホテルで妻のドロレス宛に手紙を書いているトニーがドクに言った台詞。
疎遠になっているドクのお兄さんに手紙を書くことを勧めるトニー。
兄は私の住所を知ってるからと渋るドクにトニーは言う。

先に書くんだよ
寂しい時は
自分から先に手を打たなきゃ

シンプルだけど、だからこそいい。
このセリフがあるから、最後のクリスマスの日、ドクはトニーに会いに来られる。


手紙をありがとう


やっと会えたドクとドロレス。
ハグをしながらドロレスがドクに言うセリフ。
全部お見通しなのに手紙を楽しみに待っていたドロレスがとても愛おしい。


黒人でも白人でもなく
男でもない私は何なんだ?


車の中で言い争うドクとトニー。
俺は あんたより黒人だ
というトニーに雨の中車を飛び出して叫ぶトニー。

私は独りで城住まいだ!
金持ちは教養人と思われたくて私の演奏を聴く
その場以外の私は ただのニガー
それが白人社会だ
その蔑視を私は独りで耐える
はぐれ黒人だから
黒人でも白人でもなく
男でもない私は何なんだ?


映画の途中でタイヤがパンクした時
トニーがタイヤ交換をする中何もせず畑を眺めるドク。
畑では大勢の黒人たちが立ち働いている。
高級車に乗り高価な服を着、白人にタイヤを交換させているドクを異質な目で見る人たち。
ドクの孤独さが強く伝わるシーン。


あと、ほんの少しのセリフだけど
クリスマスに帰ってきたトニーに親戚たちが旅の話を聞かせろよとせまる時に言ったセリフも好き。

旅の話を聞かせろよ 2か月だぞ
あのニガー 大変だったか?

“ニガー”は よせ


分かった

2か月で変わったトニーが素敵。
人間はいつでも成長できるし、それを受け入れられる。


最後にひとこと。


まだ始めたばかりでとりとめもなく書き溜めて申し訳ない。
ただ心に残るセリフがある映画って本当に好き。
一緒に「ああ、あの映画ってこういう事言ってたよな」って
思ってもらえると嬉しいです。

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