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【マダム・イン・ニューヨーク】何事も"初めて"は1度だけ。

マダム・イン・ニューヨーク

インド / 2012年
監督:ガウリ・シンデー
シュリデヴィ
アディル・フセイン
メーディ・ネブー
アミターブ・バッチャン

【世界の幸せはちょっとのスパイスでできている。】
専業主婦のシャシは、2人の子どもと忙しいビジネスマンの夫サティシュのために尽くしてきたが、事あるごとに家族の中で自分だけ英語ができないことを夫や子どもたちにからかわれ、傷ついていた。ニューヨークに暮らす姉から姪の結婚式の手伝いを頼まれ、渡米したシャシは、「4週間で英語が話せる」という英会話学校を見つけ、姉にも内緒で英会話学校に通うことを決める。仲間とともに英語を学ぶうちに、次第に自信を取り戻していくシャシだったが...。

映画.comあらすじ

・ネタバレなし感想

少し前にこの映画を私のnoteも見てくださってる方にオススメしたんですが、6年前に見た(言い訳ですが...)のもあり「インド映画だけど踊らないです。」って言っちゃって久しぶりに見たら最後の方で踊ってました...。間違えたお詫びとちょうど資格の勉強中で前見た時以上に好きに思えたので改めて感想を!

・こんな方にオススメ!

分からないことに挑戦したり、新しいことを始めたくなる映画。前向きな気持ちになりたい時にぜひ!

⚠️以下、ネタバレ含みます⚠️


・好きなシーン、セリフ、キャラ

https://ameblo.jp/annemarie-cinema/entry-12079254931.html

「何事も"初めて"は1度だけ。
その1度は特別な体験だ。だから楽しんで。
迷わず自信を持って決然と。幸運を。」

乗客(アミターブ・バッチャン)が掛けてくれた言葉(字幕)

私は映画を"初めて"見る時をすごく大切にしていて、何度も見て深めることは出来るけど"初めて"の衝撃や感動や緊張感は1回きりしかないと思っていたからこのセリフは印象に残りよく覚えていた。まだ日常生活では"初めて"のことは苦手で楽しむ余裕はないけど、映画くらい楽しめるようになりたいなと思う。あと英語の分からないシャシのために「ミッション:8ミニッツ」のセリフを訳しながら演じるシーンも好き(笑)


https://ameblo.jp/jizor000/entry-12824409573.html

「デヴィッド先生、彼氏と別れて悲しんでる。」ユソン

「ゲイは悲しくない。くっついちゃ別れてる。」サルマン

「〈サルマン、いけないわ。〉
ゴシップはダメ。〈人は皆 違う。あなたから見て変でも、彼から見たらあなたこそ変。でも心の痛みは誰でも同じ。〉ダメよ。悪く言っては。」シャシ

英会話教室での会話(字幕)

生まれた国や年齢や職業が違っても、一緒に学び応援し合い間違いを正し合える関係がすっごく素敵!こういう友情は中々築けないから羨ましい。「雨の朝巴里に死す」を見に行ったり覚えたての英語で話したりする様子も、曲と一緒に流れるみんなの仲良い様子(↑の写真のシーン)もすごく好き。


https://www.niwaka.com/ksm/movie/all-time-best/best-wedding/22/

「...それは結婚の終わり?違うわ。自分で自分を助ける時よ。自分を助ける最良の人は自分。そうすれば、対等の気持ちがあと戻ってくる。友情もあと戻ってくる。人生は輝く。...」シャシ

英語のスピーチの一部(字幕)

「シャシ〈君との出会いは、僕の人生で一番の奇跡だ。本当だよ。〉」ローラン

「〈人は自分のことが嫌いになると、自分の周りもイヤになって、新しさを求める。でも自分を愛することを知れば、古い生活も新鮮に見えてくる。ステキなものに。〉

ありがとう。〈自分を愛することを教えてくれて。〉

ありがとう。私に、自信を 与えてくれて。心から感謝を。ラドゥよ。」シャシ

スピーチ後、ローランとの会話(字幕)

スピーチの内容も英語で話す姿も、スピーチを聞いた周りの人達も素敵だった。シャシが英語で話すのが好きなので全部は引用しなかったけど、その後のローランとの会話も含めて、シーンもセリフも考え方もすごく素敵。ローランと過ごす様子も良かったけど、家族と自分を見つめ直し家族の元に戻って良かった。

・ネタバレあり感想

インド料理が美味しそうで食べてみたくなるし、シャシのサリー姿が綺麗で素敵!普段着の色んなサリーを見る機会は中々ないから見ていて楽しかった。それと映画のストーリーに沿った音楽(歌)もポップでいい曲ばかりで楽しい。その印象が強かったからつい踊らないと覚え違いをしていたのかも(笑)オススメする時は気をつけなきゃと思った...。私はこの映画しか見た事なかったけどシュリデヴィさんは300本以上の映画に出たインドの国民的女優らしい!すごく綺麗な方だし他の映画も見てみたい。

馬鹿にされたり、分からないことに戸惑ったり、準備しても焦って上手くいかないシャシの姿に共感した。だからシャシを下に見て馬鹿にする夫や娘が嫌で「シャシが可哀想。早く改心して欲しい。」と思っていたから、人を変えようとするんじゃなく自分が変わり成長するシャシの姿がかっこよかった。シャシが英語を分からなかったように、夫や娘はシャシのことを分かっていなかった。"分かろうとする"ことが大事なんだと思えた。傷ついたことも、ただ悲しんで終わるより変わるチャンスだと思えたら"嫌な経験"じゃなく"良いきっかけ"にすることができると感じた。

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