#1 初めての就職!!
私は30代後半で、いわゆる就職氷河期の世代の人間だ。
就職を決めたのは和風居酒屋である。
学生生活では1社面接の機会を頂き、面接をした事はあった。
今でも覚えている。
面接官:「何が出来るの?」
私:「・・・。」
不採用。
その後も、就職活動らしい事はしていた。
合同説明会に参加したり、大学の求人募集を眺めたりは一応していた。
(自分が何がしたいのか?自分に何が向いているのか?分からなかった)
そんな時に、バイト先で社員を募集している事を知り、
「就職」した。
はい。
単純である。
しかし社会情勢や大学も留年していたこともあったので、
就職が決まった時は、
心から嬉しかったよ。
「この会社に恩返しするぞ!」
「一生懸命働いて、社会貢献するぞ!」
「お客様にもっと喜んでもらえるお店にするぞ!」
「売上げもっと上げるぞ!」
「役職上げてもっと給料増やすぞ!」
・・・etc
沢山の想いを抱いて、
「働く」という事や「自分」と「社会」に対して特別な期待を寄せていた。
そして、私の初めての「働く」が始まるのである。
つづく