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今週の選挙(2025 2.16投票)
今週は、「アレ」と「アレ」がぶつかって住民の身体に影響が出るのではないかと心配になる選挙がふたつも有ります。
なんのこっちゃ分からない人も、読んでいただければ納得いただけるかと。 恐ろしや、恐ろしや・・・
◎岩手県・野田村長選挙
5期務めた現職が退任し、12年ぶりとなる村長選を元村長と元役場職員の一騎打ちで争います。
この元職ですが “選挙一筋“ の人生でありまして、被選挙権を得た直後から村議選、村長選と連続落選。3度目の出馬となる村議選で初当選するも1期途中で辞職し村長選に出て、落選。そして1993年、3度目の村長選で悲願の初当選を果たし3期務めますが、2005年に何らかの事情(詳細不明)で辞職し出直し選挙で敗れ、落選。 そこから6年後の村議選で当選するも2013年の村長選で落選。 更にそこから12年の時を経て、8度目の村長選、村議選を含めると通算12度目の選挙に挑みます。
と、いう人が相手なので、元役場職員の勝ちは固いと思います。 ハイ。
◎秋田県・五城目町長選挙
5期務めた現職が退任し、元役場職員と元町議の新人二人で争います。
五城目町は一昨年、今年と大雨災害に見舞われており、災害の対応が争点となっており、元役場職員は町独自の見舞金制度の設置、元町議は河川整備等による対策強化を掲げています。 災害に見舞われた時のケアか、災害に強い町づくりか、有権者はどちらを選ぶでしょうか。
◎埼玉県・朝霞市長選挙
5期務めた現職が引退し、元官僚と元県議による、事実上の一騎打ちです。
元県議には現職や元職に加え、
先日の川越市長選で当選した新人を応援していた和光市長が元県議を応援しているのに対し、元官僚には非自民系市議や岡山県総社市長の片岡聡一氏が応援しています。
どちらが勝つにせよ川越市に続いての女性市長誕生は確実で、埼玉の政治が変わり始めているのかもしれませんね。
・・・あ、そういえば他に2人候補がいますが、令和になっても政治団体が「平成改新」な候補と、塀の中から娑婆に戻ってきたら完全におかしくなった人なので、特に触れるコトないっしょ。
ただ、「平成改新」の人が選挙公約に「NHK受信料一括払い!」と掲げているのは何だか笑ってしまいました。
◎岐阜県・揖斐川町議会議員選挙(定数13/15人)
現職11人、元職1人、新人3人が立候補し、党派別では共産が1人立てた、女性候補1人の選挙です。
当記事の場合こういう構図になると見どころは共産候補になるワケですが、揖斐川町は平成の大合併で2005年に誕生し、2013年までは合併前の旧町村で選挙区が分かれていました。 その時代から議員を務めているのが、この共産候補。
前回は定数がひとつ減る中13位で勝ち抜けましたが、果たして今回は。 71歳と結構な年齢になっていますが年上候補が3人もいるので、年寄りだからとハネられるコトはなさそうですが、どういう結果となるでしょうか。
◎三重県・大紀町議会議員選挙(定数11/14人)
現職8人、元職2人、新人4人が立候補し、党派別では共産が1人立てた、女性候補1人の選挙です。
揖斐川町と似たような構図なのでコチラも共産候補を見ますれば、候補者最年長の御年85歳。 前回は5位で当選していますが今回は45歳の新人がいたりと当落が心配。
何より、当選して4年務め上げたら、89歳という。 頑張ってほしいというキモチと、ここらでひとつというキモチと、複雑で御座いますがどーなるでしょうか。
◎高知県・津野町長選挙
5期目を目指す現職に元町議が挑む、20年ぶりの選挙です。
この現職、初当選から4期目まで全て無投票当選。 17年目にして初めて町民の審判を受けるコトになります。
対して新人は町議を4期15年半務め、その全てで選挙が行われ町民の審判を受けており、現職より断然選挙慣れしているでしょう。 さぁ、町民は町長の実績と選挙を勝ち抜いた実績、どちらを選ぶでしょうか。
◎熊本県・阿蘇市長選挙
6期目を目指す現職に合志市の職員だった新人が挑む一騎打ちです。
名前の通り、有名な阿蘇山が有り、そのカルデラ盆地に多くの住宅地が有る阿蘇市。 名前は有名ですが人口は減少傾向ですが、市長が多選ならそれも納得かと。
⇧の動画で現職の演説を見て下さいな。 “必勝ハチマキ”、“絶叫” “指差し” “泣き落とし” と前時代の選挙を見ているようです。 このままで良いのか?
・・・と思って新人の方を見ると、YouTubeで現職に批判的、且つキモい動画を出しており、どうやらこの選挙の根底には「畜産クラスター裁判」というものが有るようでして、コッチもコッチで「アレ」っぽい陣営のようです。 選挙の構図に裁判が絡むとロクなコトないのよなぁ。 阿蘇市民の皆様におかれましては、とんでもなくアホくさい悩ましい状況かもしれませんが、どうか選挙に行っていただきたく存じます。
◎大分県・大分市議会議員選挙(定数44/54人)
現職34人、元職2人、新人18人が立候補し、党派別では自民が13人、公明が6人、立憲が5人、共産が3人、維新、国民民主、社民、みんなでつくる党が1人ずつ、地域政党が3人、諸派が1人立てた、女性候補10人の選挙です。
先週あたりから “無双状態” に突入したと思われる国民民主。 今週はココに新人を1人立ててきました。 告示日には “パーカーが良く似合う” でお馴染みの玉木雄一郎代表(役職停止中)が駆けつけるなどチカラ入っており、一体何位になるのか。 改選前3人に対し5人立てた立憲や前回31位で初当選した維新候補の順位とセットで見るコトで党勢が見えてきそうです。
また、みんなでつくる党(みんつく党)が突然、候補を1人立ててきました。 N国から分派するような形で誕生した党ですが、党同様この候補も “反社会的カルト集団” の一味ではないと明言しています。 が、「アレ」には変わりないので、そこを考慮の上、御判断いただければと。
共産は改選前2人に対し3人擁立。 前回は現職3人立てて最下位当選と次点落選で2議席となったのに今回も3人立てたというのは、心配になります。 2人でも会派は結成できるようですし、前回より4人候補が少ない構図は票がバラけなくて基礎票を持つ党にとっては不利になるハズですが・・・
あと、地域政党は「地域政党おおいた。」という団体で改選前1人から3人立ててきました。 全員当選すれば市議会でそれなりの勢力となりますが、どうなりますか。
それと諸派は20代の新人による “ひとり政党” なので、特に気にするコトはないかと。
さて、今週も最後は某政党についてになりますが、今週は更に「アレ」な政治団体が候補を出している、とんでもないカオスをお伝えします。 題して、
◆今週の阿鼻叫喚
①石川県・白山市議会議員選挙(定数21/25人)
現職16人、新人9人が立候補した選挙。 参政党が新人1人立てたのに加え、“人類初の徳政令” ネサラゲサラでお馴染み、未来党が1人立てており、「アレ」と「アレ」の戦いと話題になっております。
参政党候補は「52歳男性」という、党にとって “売れ線” の候補ではないですが、同党にとって石川県は神谷宗幣独裁者代表が在住する “聖地” のようなものなので、恐らく強いでしょう。 神谷独裁者代表も11日の建国記念日(参政党的には「紀元節」)の総決起集会に参加しており、抜かりナシです。
一方、未来党は65歳にして目覚めてしまった男性を擁立。 選挙公報に何故か、同党が愛して止まない某大統領のシルエットを載せたり、応援弁士で “あの” 大橋眞名誉教授が来たりと、こちらも(違う意味で)抜かりナシ。 「おはよう」と「ゲサラ法」の対決で市民に被害が及ばないか心配で御座います。
ほか、公明が2人、国民民主、共産、社民が1人ずつ立てており、前回18位(当時は無所属)だった国民民主候補が今回どうなるか、前回8位だった共産候補は議席を守れるか、前回無所属出馬で4位当選した候補が今回「社民党」の看板を背負ったらどうなるのか、注目点が多い選挙です。
②愛媛県・西条市議会議員選挙(定数28/38人)
現職22人、元職1人、新人15人が立候補した選挙。 コチラは私がチェックしている参政党と幸福実現党が候補者を立て、更に日本第一党(以下、ポンイチ)も参戦してきたという、極上のカオスとなっております。
参政党候補は2022年の参院選から出馬している古参を出し、長年頑張った彼に、ここらで議員になってもらおうというコトなのでしょう。 神谷独裁者代表は告示日に現地入り。 今年になって最終日ではなく告示日に入るパターンが多くなってきました。 愛媛県では昨年11月の四国中央市(当選)以来の擁立です。 愛媛の連勝成るでしょうか。
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幸福実現党は現職が2期目を目指します。 地元の人を出すスタイルの同党なので、この候補も市内で塾経営をしていたようです。ただ前回は最下位当選だったので1期目の働きぶりの評価に加え他候補(特に新人)の勢いに左右されそうな情勢。 鍵を握るのは前回54.33%だった投票率がどうなるか、でしょう。
そしてポンイチは2021年の市議選、2022年の参院選と出馬し、いずれも最下位落選だった人が3年ぶりの挑戦。 清掃ボランティアの代表を務めており、その活動は素晴らしいと思うのですが・・・
今のところ党首が入る予定は出ていません。 現在病気療養中らしいので、そうであれば四国遠征は厳しいですよね。
「アレ」な候補に「レイシスト」が加わった、市民の心身に影響を及ぼしかねない構図です。 どうか御無事でお過ごしくださいと願うばかりです。
その他、公明が2人、共産、れいわ、諸派(新社会党)が1人ずつ立てており、「41歳女性」という党の未来を担う候補が2期目を狙う共産は絶対に落としてはならぬ選挙です。 前回6位だったので大丈夫、と思いたいですが現在の党勢では大丈夫な選挙など存在しないので、決して気を抜かぬように・・・
以上です
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます
「今週の選挙」テーマ曲
ギターパンダ / 選挙に行ったけど
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